本記事はIEEE Software に最初に掲載されたものだ。IEEE Softwareは現代の戦略的技術課題について、信頼できる、ピアレビューされた情報を提供する。信頼できる柔軟な企業運営という課題に対応するため、ITマネージャと技術リーダーは最先端ソリューションのIT専門家を頼りにしている。
このコラムは、IEEE Softwareに「Tools of the Trade」コーナーが登場して10年の最後を記念したものだ。次号から本エディターは本誌の表紙に近いところを執筆しているだろうが、このコラムは長年にわたって紹介してきたことをまとめる良い機会だろう。
そのために、まず素材をマインドマップにまとめ、結果を次のページにある2つの図に並べた。どちらもコラム本文へのリンクの付いたブログに載っており、ポスターとして印刷できる形式で示している。
図1は、各コラムの主なポイントを「Information & Opinion」と「Guidelines」に分類したものだ。「Information & Opinion」は8つのテーマ(Design、Writing code、Building、Tooling、Operations、Working With others、Professional advancement、Software process)に分かれている。
「Guidelines」にはDebugging、Performance、Avoiding errorsが追加されている。多くのコラムは付加的なガイドラインを提供するもので、多くが「ベストプラクティス」に相当する。図の中央にあるタイトルの末尾には、コラムが掲載された号数と巻数が示されている。
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図1. 「Tools of the Trade」の各コラムの主なポイント。Information & Opinion」は8つのテーマ(Design、Writing code、Building、Tooling、Operations、Working With others、Professional advancement、Software process)に分かれている。
図2は、具体的なツールを関連要素(「Continuous integration」など)に対応づけたものだ。ここに登場しているツールの名前でウェブ検索すると、比較表、詳細なリスト、関連資料といったものが見つかるだろう。図に登場したツールすべてがここに載っているわけではなく、載せるべきツールが多数欠けている。そうは言っても、そのカテゴリに心当たりのツールがなければ、関連するコラムを読んで、どんなメリットが得られるか調べると良いだろう。
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図2. テーマとツール。図に登場したツールすべてがここに載っているわけではなく、載せるべきツールが多数欠けている。
2005年にさかのぼると、連載最初のコラムは、ツール開発における業界の理解を嘆いたものだった。10年、60回の連載を経た今、最初のコラムは悲観的すぎたようだ。私たちは、仕事の質と自らの生産性を高めてくれる、多数の強力なツールの恩恵を得ている。真の課題は、それらを使いこなすことにある。
Acknowledgments
本コラムエディターは以下の方々のサポートに深く感謝している。彼らはこの10年、非公式のレビューと洞察力に富んだフィードバックで連載に貢献してくれた: Yiorgos Adamopoulos、Achilleas Anagnostopoulos、Dimitris Andreadis、Phillip G. Armour、Giovanni Asproni、Steve Berczuk、Grady Booch、Christian Brueffer、Wilko Bulte、Bryan Cantrill、Damianos Chatziantoniou、Konstantinos Christidis、Al Davis、Theodore Dounas、Julian Elischer、Ruslan Ermilov、Martin Fowler、Marios Fragkoulis、Jiannis Georgiadis、Robert Glass、Dimitris Glezos、Georgios Gousios、Junio C. Hamano、Poul-Henning Kamp、Panagiotis Kanavos、Vassilios Karakoidas、Isidor Kouvelas、George Kyriazis、Panagiotis Louridas、Christos KK Loverdos、Dimitris Mitropoulos、Marcel Moolenaar、Mark Murray、George V. Neville-Neil、Ioannis Nikolaou、Panos Papadopoulos、Colin Percival、Wes Peters、Nancy Pouloudi、Vassilis Prevelakis、Linda Rising、Greg Schueler、Hellen C. Sharp、DagErling Smørgrav、Henry Spencer、Kostas Stroggylos、Alexandra Vassiliou、Robert N.M. Watson、Greg Wilson、Rebecca Wirfs-Brock、Alexios Zavras、George M. Zouganelis。加えて、IEEE Computer Societyのスタッフ、特に、Brian Brannon、Brooke Miner、Crystal Shif、Jennifer Stout、Dale Strok、Dennis Taylor、Jennie Zhu-Maiの献身とサポートなしには不可能だっただろう。最後に、本エディターは本コラムを書くチャンスをくれたWarren Harrisonと、その間、本誌編集長としてサポートしてくれたHakan ErdogmusとForrest Schullに心より感謝する。
著者紹介
Diomidis Spinellis: 大学教授(Department of Management Science and Technology at the Athens University of Economics and Business)。『Code Reading』および『Code Quality』(Addison-Wesley, 2003, 2006)(邦訳: 毎日コミュニケーションズより)の著者。連絡先はdds@aueb.gr。
Stephanos Androutsellis-Theotokis: ソフトウェアエンジニア。Imperial College London、Johns Hopkins University、Athens University of Economics and Businessで学ぶ。
本記事はIEEE Software に最初に掲載されたものだ。IEEE Softwareは現代の戦略的技術課題について、信頼できる、ピアレビューされた情報を提供する。信頼できる柔軟な企業運営という課題に対応するため、ITマネージャと技術リーダーは最先端ソリューションのIT専門家を頼りにしている。