Nimbus-Look-and-Feel(LAF)の完成が近いことがJasper Potts氏により発表され (source)、また同氏はNimbusの技術的背景を説明し、またそのスクリーンショット (source1) (source2)を披露した。
全てのNimbusには2Dベクターグラフィックが備えられており、アイコンにさえイメージが一つもない。これはNimbusそのものがたったの56kのjarファイルとなっており、この優れた外観と感触にしてはなかなか驚かされる。
これは技術的にすごいのだが、更には高dot-per-inch(DPI)ディスプレイに適応したレゾリュ-ションインディペンデントインターフェースをサポートする能力を備えている。ここ数ヶ月この話題に大変注目が集まっていた。(source1) (source2) (source3) (source4)
たくさんの人々が、高DPIユーザーインターフェースは高レゾリュ-ションディスプレイの後の重要な進化になると感じており、Jeff AtwoodはディスプレイDPIの統計上の増加は低迷しているため、200dpiに対する要望は度を越えているかもしれないと述べている。(source)
コンピュータディスプレイのレゾリュ-ションが過去20年間において2倍にもなっていないと考えるとは驚きだ。もちろんディスプレイはとても大きくなったが、実際のディスプレイレゾリューションがインチごとのピクセルの点からみてたったの1.6倍しか増加していないのだ。
何らかの奇跡的な技術革新が無い限り、コンピューターディスプレイが200DPIに"2,3年以内"に到達することはないと思える。10年後にでもそこに到達していると考えにくい。この考えが間違っていると証明しても良いが、 典型的な”何でも大きいほうが良い”という消費者行動の歴史的証拠は、言うまでもなく圧倒的なのである。
Nimbus UI(サイト・英語)はPainterインターフェースのステートレス実装によって表示される。その色とアイコン、フォントはカスタマイズができ、Nimbus LAF内に収めるためスキニングコンポーネントを読み出すことができるUIDefaultに保存される。Nimbusは以前の感じに比べるとさらなるCPU/GPU依存型(source)だがそれでもまだ速い。ペインターは新しいビジュアルツール(サイト・英語)を使用して描かれて構築されている。
私たちは、このツールをコンポーネントのそれぞれのステートの2Dベクターグラフィックをグラフィックで描くのを可能にする小さなフォトショップやイラストレーターのように造った。それらのグラフィックはシンプルな印象のPaintersを使ってJava2Dのペインティングコードにコンパイルされる。またそれはサブピクセル精度、複雑な傾斜、レイ ヤー、またドロップシャドーとグローのようなレイヤーエフェクト等の高度な機能もサポートしている。ツールは未だ内部的なものだが、現在それをオープンソースで実際に使用可能なものにする努力が行われている。それは新たな操作感を作り出すのと、アプリケーションのどこにおいても使えるペインタ両方に対するものである。
初めてのアルファ版が近々入手可能になるだろう。当面の間JavaとJava SEに関するニュースはInfoQにて入手して欲しい。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/09/nimbus-vector-laf