Jasper Reports(サイト・英語)のランタイムを提供するオープンソースAPIであるDynamicJasper(サイト・英語)が最近そのバージョン1.3をリリースした(サイト・英語)。InfoQはこの製品の更なる詳細、またこれによってユーザにもたらされる利点を探る機会を設けた。
DynamicJasperはJasper Reportsの上に成り立っており最近そのバージョン2.0(source)をリリースしている。それに含まれる機能は下記のとおりである。
- 動的に作られたグループと変数-リピートグループはシンプルもしくは複雑な表現(source)を使用して作ることができる。またそれには動作結果を表示するヘッダーとフッターがついている(例えば、SUMとかCOUNT)。
- コラムのカスタムスタイリング-コラムヘッダーとコラムデータの表示は、両方ともランタイム時にHTMLのプロパティのようにカスタマイズすることができる。(例えば、ボーダー、スタイル、カラー、フォント等)
- 計算されたコラム-コラムバリューは計算式(例:column A * column B)か、もしくはカスタムJava動作を基盤にすることができる。
- 簡潔化されたサブレポートと統合されたレポート-サブレポートと統合されたレポートは簡単に作ることができ(source)また、動的に生成することもできる。
- 簡易化されたチャート作成-チャート作成(source)は与えられたレポートとレポートタイプからコラムを選択することによって行える。
- レポートの輸出-レポートはPDF、HTML、RTFのようなサポートされたフォーマットであるJasper Reportsにエクスポートすることができる。またそれはJasperReportsでは大変時間のかかる、ページブレークとフォーマットする必要なしにプレーンフォーマットでエクセルにエクスポートすることが可能である(source)。
- WebWork統合(source)-Jasper Reportsと同様にDynamicJasperもWebWorkに統合可能である(source)。
DynamicJasperがGoogle Web Toolkit(GWT)(サイト・英語)と一緒に動作しているのを表示するオンラインテストアプリケーションもある(source)。将来的には、3段階のサブレポート(source)の追加と共に、DynamicJasperのready-to-integrateコンポーネントとしてのGWT統合のリリースも予定されている。