- SpringとHibernateサポート
- マルチコアCPU上での向上されたパフォーマンス
- EclipseとMavenの統合
- Clear Caseを含む向上したバージョンコントロールサポート
- Ruby・Ruby on Railsのサポート
- Groovy・Grailsサポート
- デバッガ強化
- 依存性構造マトリックス
InfoQはこのリリースに関してJetbrainsのAnn Oreshnikova氏と対談した。まずInfoQはJetbrainsがどのようにJava IDE市場とその市場の製品の競合性を捉えているか尋ねた。
Java IDE市場は進化し続けるのはとても好ましいことです。競合があってこそ進化が遂げられるからです。今Java市場は大変特別なものとなっています。そし てこの競合はそれぞれのベンダーが狙いを定めた客層にあまり違いがないから起こっているいうわけでもないのです。本当のことを言うと、この二つのフリーツールの競合はその他のものやIntelli J IDEAの間であるものよりとても強力なものなのです。私たちが競合と比べて武器となるのは、イノベーション、最高品質、確実な生産性とそれを踏まえた良質な開発なのです。実はこれらが顧客を定着させ、また顧客数を成長させる一番の秘訣なのです。
そして次にトピックはGroovy、RubyとFlexを含む言語サポートへと移行した。
RubyとGroovyの人気は開発業界でどんどん高まっています。そしてIntelli J IDEAユーザーの中でもこの新しいテクノロジーを支持する人も多く、サポートに対する彼らの要望がこの新しいバージョンのRubyとGroovyの搭載なのです。トレンドに関する質問に戻りますが、Intelli J IDEAは既にクロスランゲージIDEであり今後もそうあり続けるのです。
そしてInfoQはOreshnikova氏にIntelliJ IDEA 7にHibernate、Spring、Mavenサポートのような、何故この時期なのか?という機能追加がたくさん含まれている事実に関して尋ねた。このようなプロ ジェクトは今までのIntelliJのバージョンでも考えられたはずだ。
まず初めにこれは妥当な質問ですが、一方SpringとHibernateが数年間存在していたとしても、それがデファクトスタンダードになったのはつい1年前か1年半前に満たないのです。だからそうなった時に、私たちのプロジェクトにそれを取り入れるべき合図であると察したのです。IntelliJ IDEAに取り入れるのには遅すぎると言う人もいるかもしれませんが少し遅れて市場に最善のものを提供するのが良いのです。
そして次に話題は一番開発が困難な機能は何だったかという事に移行した。
さて。これは難しい質問ですね。いろいろな視点からみてほとんどのものが難題で挑戦的なものでした。もし一つだけ技術的に大変困難だったものを選ぶとすれば、マルチコア/CPUサポートであったと言えるでしょう。これには大変苦戦しましたが、私たちが成したIDEエディターのパフォーマンス性の飛躍的な向上を考えると、努力が報われたのは確かだと感じています。
最後にIDEの次なる進化に関して尋ねた。
そうですね。開発ツールは現在の開発トレンドを反映するだけでなく形成するのです。次の変革は多言語プログラミングと呼ばれるもの(source)になるでしょう(この用 語は原題のトレンドに適切に当てはまると思ったのでNeal Fordから引用しました)。もしそれが幅広く採用されたら、この多言語的アプローチは毎日のプログラミングテクニックだけでなくアーキテクチャ的な観点においても影響を及ぼすでしょう。ですのでシームレス言語やフレームワーク統合まで生産性マルチ言語開発をサポート可能なIDEは開発者達にとって無くてはならないものとなるでしょう。原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/10/intellij7