歴史的にJavaScriptの互換性はWebデベロッパにとって重要な問題であった。公式仕様間のバリエーション、デファクトスタンダード、たくさんの実装がデベロッパたちの頭を悩ませてきた。そして結論はたくさんのWebページがブラウザを通して均等に働かないということだった。
MicrosoftのJScriptチームは彼らがこの問題の一部であると認識しており、下記のように記している(ブログ・英語)。
要点としては、JavaScriptデベロッパたちがそのような問題を発見して処理しなければいけないというのは間違っているのです。JavaScriptは全ての実装を通して同じように動作するべきなのであります。私たちはこれがJavaScriptを改善するための一番最初のステップであると信じています。
そのような実装一致を可能にするためには、まずはじめに相違点がどこにあるのかを知ることであります。JScriptのチームにいる私たちは、いろいろなブラウザの実装の違いをもとにして、仕様の解釈内でエンジンが誤っている部分、デファクトであるはずの互換性の違いがあるかどうかや、（互換性の）違いがあるコードの価値という部分に注目しているのです。私たちはまず出発地点として、ES3からJScript Deviationsの最初のドラフトを発行(PDF・英語)しました。
その書類のタイトル”JScript Deviations from ES3"には少し間違っている部分がある。なぜならこのドキュメントはIEだけでなくFirefox、Opera、Safari内で発見されたJavaScript実装に関しても網羅しているからである。これは全てのブラウザにおいて何が起こるべきで何が実行されるのかという事項間を、ポイントで比較した綿密な研究結果なのである。
原文はこちらです：http://www.infoq.com/news/2007/10/JavaScript-Compatibility