Spring Integrationはメッセージ変換、ルーティングのようなEAIタスクを解消するためのシンプルな方法を提供するEAIフレームワークである (Grgor Hophe氏の本にあるEAIパターンの実装としてアーキテクトのMark Fisher氏はこのプロジェクトに関して記している(source)。そして、Rodはそれをビデオにおいて解説している。)。このプロジェクトのバージョンは現在 0.5であるが、1.0のファイナルバージョンがQ2にてリリースされる予定で、またそれは以下をサポートする。
Springと上手く統合するもう一つのメッセージルーティングと変換フレームワークは、昨年のSpring Experienceで紹介されたMule ESBである。複数の設定フォーマット(XML、ネームスペース、アノテーション)、point-to-pointとパブリッシュ・サブスクライブチャンネルと数個のアダプタ(ただし最小限。JMS、RMI、HttpInvoker、Hessian/Burlap、File、EMail、JDBC、ストリームとSping ApplicationEvents)。またそれはSpringのトランザクションマネジメントと動的言語サポートと共にシームレスに動作する。
SpringSourceは無償のオープンソースプログラミングモデルとフレームワークに加え、たくさんの付加価値ツールを構築していく予定だ。最初の製品セットにはSpringSourceのApplication Management SuiteとTool Suite、オラクルデータベース用のAdvanced Packが含まれている。
Hypericと協力して構築されたApplication Management Suiteが提供するものは下記のとおりである。
- Springがマネージするアプリケーションとコンポーネントの自動認識と、それが動作するプラットフォームとアプリケーションサーバ
- Springアプリケーション、コンポーネントとランタイムのモニタリング
- カスタムアラート設定と修正アクション
- パフォーマンスとサービスレベルのレポート生成
- 自動計算と測定基準のベースラインのアップデート
- JConsoleサポート
Spring Tools Suiteは以前InfoQにて取り上げられていて(参考記事)、大規模なSpringアプリケーションの開発を和らげるためにSpring IDE & Eclipse Mylynの上に成り立っていて、またより良いSpringアプリケーションの全体的なライフサイクルをサポートするために、イシュートラッキングからコー ドクオリティまでに及ぶ重要機能を備え合わせている。
1月15日に始まるSpringのフレームワークの認定は、来年後半に入手可能となる”Webテクノロジ”、"AOP方法論”、”エンタプライズアプリケーションとインフォメーション統合”における認定と共に始まる。
先週木曜の夜に、ForresterのアナリストであるJohn Rymer氏は、過去においてランタイムとプログラミングモデル両方を開発している商用ベンダーと委員会が存在していた事を言及するのと共に、アプリケーションプラットフォームトレンドにおいて重要な発言をした。Strusts&Springのようなオープンソースプロジェクトはオープンソースによって後押しされ誕生したプログラミングモデルの良い例である。前に進みながらJohn氏は商用ベンダーがそれらのプログラミングモデルが動作するか、もしくはそれによって向上したランタイムを提供する一方、オープンソースがプログラミングモデルを提供する役割を担うことを予測した。
Rod氏はビデオインタビューの中で、今や純粋な商用の提供物がある中で、彼らがどのようにオープンソースの文化を保持していくのかという質問が振られた際にこのトレンドに同感している。またRod氏はSpringそのものとSpringポートフォリオはApacheにライセンスされていて今後も同様に扱われることを指摘した。更に、Spring Integrationのような新たなプログラミングモデルもまたオープンソース化されるだろう。
SpringSourceのビジネスストラテジーは前進するが、しかしそれは商用サブスクリプションの顧客達に彼らのオープンソースプログラミングモデルを補う付加価値のあるランタ イムを提供することになるだろう。またRod氏はその新しいビジネスモデルでは、オープンソースにより貢献することを可能にする方法で成長する事が可能になることを強調した。私達は本当にオープンソースが今日のプログラミングモデルを定義する唯一の方法であると信じていて、独自のプログラミングモデルを作るというビジネスには従事していないのです。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/12/springsource-support