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注目されるMate Flex FrameworkのAlpha版

Mate(サイト・英語)(ラテのように“マ・テ”と発音する)がFlexコミュニティで注目を集めている。MateはAsFusion社によって作られているタグベースのFlexフレームワークである。AsFusion社内では長い間利用されていたが、つい先日アルファ版が公開されたばかりである。

MateはFlexフレームワークであり、タグベースのMXML言語がFlexアプリケーションにイベントをどのように処理すべきかを示すマッピング定義を提供するのに効力を発揮する。Mateは開発者がFlexアプリケーションを作成しているときに面する様々な一般的な問題を解決する。その問題とは外部サービスからデータを取得しビジネスロジックを処理することである。

例えば、GeekLifeのJohn C. Bland 二世が以下のように表現している。

世間にある大部分のフレームワークは必要ではないかもしくは使いたいとも思わないようながらくたの山を追加します。時にはそういったフレームワークには不可思議な設定やアプローチがあります。ほとんどの場合フレームワークが提供する唯一のものは共通のベースとなるコードであり、それによって新しい開発者が参画可能になり、生産性も確保できるのです。それは彼らが選択されているフレームワークをもともと知っているからです。


Bland氏はとりわけMateのイベントハンドラがお気に入りである。氏は次のように述べている。


Mateはこの領域における逸品です。まずイベントが表示され、それに対してイベントハンドラを設定します。これらのハンドラはいくらでもサービスの呼び出し、クラスへの値のセット、クラスのメソッド呼び出し、別のイベントへの転送といったタスクを処理することができます。嬉しいことにModelLocatorのようにグローバルな変数に値をセットしたり、グローバルなメソッドを呼び出すことなくUI内で20階層にも渡ってイベントを転送することができるのです。これにより新しいビューを得ることができ、アプリケーション内の配置に関わらずコンポーネントは更新されます。本当に素晴らしいです。


J2EE開発者であるZee Yang氏は(source)この肯定的な評価に賛同する一方でMateを別の角度から見ている。Yang氏は以下のように説明する。


どんなフレームワークもMXMLの宣言的な性質に対して何も効果を上げていないというのが大前提になります。これは筋が通ります。というのもほとんどのFlex開発者は元来J2EEの陣営かFlash/AS3の陣営から来ているからです。例えば、私にはJ2EE開発者という背景があります。私自身のFlexのスキルが向上するにつれ、MXMLの美しさを求めてアプリケーションを作成しています。それと同時に私は冗長なAS3ベースのフレームワークに失望してきています。私はMateが好きです。というのもMateはMVCフレームワークを忘れさせそれによって良いMXMLが生み出されるからです。


Iconaraで著述しているTheo Hultberg氏は(source)MXMLからのアプローチはFlex開発者に有益であるということに賛同している。彼は、「Mateはまったく押しつけがましくないです。MateによってアプリケーションはMXMLで宣言的に設定され、退屈なことはほとんどMateがやってくれます。ドキュメントや例を見る限り、Flexアプリケーションフレームワークの決して充実していない市場のよい競争者になるべきです。」と述べている。


Mateの中心的な機能を総括してHultburgは以下のように述べている。


Mateの中心はイベントマップであり、それはアプリケーションが異なる種類のイベントを転送するときにどんな処理がなされるべきかを記述するものです。それぞれのイベントに対して一つ以上のハンドラを実行することができます。ハンドラはオブジェクトのメソッドを呼び出すか、コマンドを実行するか、リモートオブジェクトを呼び出すかのいずれでも構いません。もちろん独自のハンドラを書く方法もあります。前のハンドラの結果を取得することでハンドラは連続的に実行することができます。これによってかなり複雑なロジックも作ることができます。これら全てがMXMLで出来るのです。つまり設定がそのままアプリケーションの事実上の配線になっているということです。もっと重要なことはそれが可読性があり理解が容易であるということです。


Mateが開発者の注目を浴び続ける限りInfoQではその解説を続けていく。

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/06/mate-flex-framework-alpha

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