「Eclipse Foundationは、UDCを使用し、コミュニティがどのようにしてEclipseテクノロジーを使用しているかについての情報を収集している。 Foundationの関心を集めのは、プロジェクトチームへその分野でのテクノロジーの使用についてのフィードバックを提供することである。現在UDC は、この目的を考慮して実装されている(例となるUDCテクノロジーのアプリケーションは、Foundationにデータを提供することに関係してい る)」。
UDCはバンドルイベント、作業空間イベントそして、「モニター」を使用したコマンドについての情報を収集する。モニターはJavaクラスであり、リス ナーをインストールし、Eclipse開発コミュニティに関心のあるイベントをキャプチャーする。UDCは、潜在的に広範囲を網羅することができる自動化 マーケットリサーチツールであるとみなされている(Ganymedeのインストールごとにパッケージされている)。当然、この機能をEclipseはユー ザに強制はせず、Eclipse Foindationへ情報を送り返す前にGanymedeがユーザに対し、プロンプトを出す。プライバシーが心配な場合、UDCはIPアドレスなど個人 情報は収集しない。JavaLobby(リンク)の記事内で、Eclipseの常務取締役であるMike Milinkovich氏は以下のように書いている。
「データ収集技術から想像されるように、プライバシーは重要な問題です。それゆえに、はっきりさせておきたいのですが、UDC は、1)オプトインで、 データの送信を許可した人だけが参加することができ、2) 完全に匿名です。IPアドレスを含む個人データは収集されていません」。
「潜在的に」広範囲に及ぶことができるのは、十分なEclipseユーザがUDCバンドルをサブミットすることを見合わせたら、Eclipse Foundationは十分な代表情報を受信することができず、デベロッパのニーズに応えるためEclipse の改良をおこなうことが困難になるからである。JavaLobby記 事に応えて、Zviki Cohen氏が良い点を提起した。「使用状況のデータを収集することは、デスクトップアプリケーションの「失われたリンク」である。Webアプリケーショ ンと比較すると、それは主な欠点の1つである」。すでにWebアプリケーションは、ユーザアクティビティーをモニターしているので、UDCは同様のパラダ イムをデスクトップアプリケーションへ実現しようとしている。
Eclipseの使用法についての見識を提供する他に、 The Registerの記事でMilinkovich氏は、UDCがEclipseの使用を定量化することに役立つことを述べた。それによって、Sun MicrosystemsのNetBeansに対する攻撃手段を提供することができればよいと考えている。
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