特定のプログラミング言語を知っており、2つ目を学ぼうとしている多くのデベロッパは、それが学ぶには最も難しい言語であると感じるが、その後の言語が簡単であろうことを知る。C#を知っており、IronRubyの習得に興味を持ったすべてのデベロッパは、CodeThinked(リンク)からC#の知識に基づいてIronRuby(リンク)のチュートリアルシリーズを利用できる。
CodeThinked(リンク)はJustin Etheredge氏によって運営されているWebサイトで、同等のC#からRubyの記述方法を示すものである。現在、チュートリアルシリーズは、6つ の章で構成されており今も作成は継続中であるため、読者はアップデートを確認していく必要がある。最初の2章は、IronRubyの設定の基礎、それからそれを使ってのアプリケーションの実行について、残りの4章はチュートリアルの核心に迫っている。
IronRubyの起動および実行
IronRubyの起動および実行(リンク)では、SubVersionを使用しIronRuby.comからソースコードを取得する方法、Visual Studio 2008を使用し、ソースからIronRuby(リンク)を構築する方法を段階的に説明している。
IronRubyをビルドし、上手に実行することで、起こり得るそれに関連した問題が発生する。Justin氏は考えられるすべてのシナリオについて対処し、それらが何であるのか、またその時の対応方法を説明している。
IronRubyでのアプリケーションの実行
IronRubyでのアプリケーションの実行(リンク)では、デベロッパはRubyの記述から始め、IronRuby下で実行することについて説明している。チュートリアルは、誰もが好きな「HelloWorld」アプリケーションから始め、他のクラスで新しく作成されたクラスの使用方法へ移っている。
HelloWorldのアプリケーションはつねに単純であるが、最小限の作業でアプリケーションを実行するような方法を提供する。
IronRubyおよびC#でRubyを学ぶ
チュートリアルは、動的言語がどんな意味を持つのかといった、基本的な情報から始まる。Justin氏は、クラスキーワードのような日々使用するC#のさ まざまな要素を比較し、C#でのクラスの構築、そしてRubyでの表示方法を示している。getterやsetterのようなクラスの構築、さまざまなプ ロパティタイプおよびクラスメソッドのさまざまな側面。
C#foreachやforループのようなイテレーターを対比させることに進む。Rubyでは必ず、問題解決法が2つ以上あり、Justin氏はRubyで求められている方法はどれかを指摘している。
チュートリアルで中心となる4章を、以下に示す。
- Learning Ruby via IronRuby and C# Part 1(リンク)
- Learning Ruby via IronRuby and C# Part 2(リンク)
- Learning Ruby via IronRuby and C# Part 3(リンク)
- Learning Ruby via IronRuby and C# Part 4(リンク)
Justin氏は、C#とRuby間の並列をデベロッパに示すため、注意深く、かつ詳細なアプローチをとっているので、チュートリアルを読む価値は十分にある。このシリーズの今後の連載は、Justin氏のブログ、CodeThinked(リンク)を参照のこと。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/07/ironruby-from-csharp