Ruby 1.9.0-5のリリース
Ryan Davis氏によってminiunitに関する(リンク)最近の遅延が修正された(リンク)後、3日金曜日、Yuki Sonoda氏によりRuby 1.9.0-5がリリースされた。またこのリリースは、来たるバージョン1.9.1の機能凍結となる(参考記事)。(詳細は、changelog(リンク)を参照)。
JRuby、今後1.8.7はサポートせず
JRubyコミッターの1人であるMarcin Mielżyński氏は、JRubyにおけるRuby 1.8.7のサポートを中断することを提議した(リンク)。
1.9.1に由来するほとんどの1.8.7の機能は、1.8から1.9シリーズへの遷移を容易にすることになっている。それらの大部分は、単なるコピー (1.8x APIに適合するようにマイナーチェンジあり)であるが、1.9.x、1.8.6および1.8.7のもとでは、違った振る舞いをする注意が必要な例が多く ある。すべての振る舞いを1.9.xから1.8.7へ移植することは意味をなさない。その理由として、 最後にはyarvやすべてのすばらしい構文機能(当然、エンコードサポート)がない1.9.xになるからである。
Thomas Enebo氏(リンク)およびCharles Nutter氏(リンク)は同意し、ユーザは1.8.7でしか機能しないコードを記述するのではなく、直接1.9に切り替えるべきだと付け加えた(JRubyにおけ るRuby 1.9のサポートは、--1.9で有効)。またCharles氏は、Rubyコアメーリングリストにその決定を投稿したが、今のところ議論などは起こって いない。.
ケースの同等テストのProc
Rubyは===-演算子を使用し、ケースステートメントでさまざまなケースを比較する。近ごろRuby 1.9のProcクラスは、===-メソッドを取得したが、それは基本的にはProcを起動するために使用される呼び出しメソッドの別名である。これは、 ケースステートメントでProcオブジェクトを使用することができることを意味する。つまり、パラメータとしてケース引数を取得する。このトリックは、 Matz氏がRuby 1.9に統合する以前にメソッド自体を追加した、Aimredによって発見された(リンク)。
Dave Thomas氏は、カリー化を使用して、複数のProcを作成し、曜日を確認するという、さらに高度なアプリケーションを示している(リンク)。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/10/ruby-future-roundup-1.9.0-5