PDC 2008(リンク)でMicrosoftは、次世代.NET Framework 4.0 CTP、Visual Studio 2010 CTP(リンク)およびVS CTP(リンク)向けの新たなWindows Azure Toolsの可用性について発表した。
InfoQはこれまでに.NET 4.0およびVisual Studio 2010を取り上げた(参考記事)が、PDC 2008で新情報が提供されている。次期.NET FrameworkおよびVS 2010に組み込まれるべき重要な機能は、並列処理の系統立てられたサポートである。Microsoftのデベロッパ部門の副社長であるS. 「Soma」Somasegar氏は、以下のように詳述(リンク)している。
Microsoft Visual Studio 2010および.NET Framework 4.0には、並行性を簡潔に表現するためのプログラミングモデルが含まれる。たとえば、Task Parallel LibraryおよびParallel LINQなどの新たな.NET Frameworkライブラリや、Parallel Pattern Libraryや C++でネイティブアプリケーションを開発したり、エクスペリエンスをデバッグするためのConcurrency Runtime(並列ハードウェアおよび並列プロファイリングで能率的に実行する)などである。
VS 2010および.NET 4.0は、Microsoft Connectで独自のサイトがある(リンク)。CTPは、MicrosoftのDownload Centerからダウンロード可能である(リンク)。VPC SP1(リンク)が、CTPの実行に重要だということに注目することは、重要である。
先日リリースされたもう1つの重要なCTPは、VS CTP向けのWindows Azure Tools(リンク)である。Windows Azureは、簡単に以下のように説明できる。
Azure Services Platformは、デベロッパが迅速かつ容易にWebサービスおよびアプリケーションをインターネットで作成、デプロイ、管理および配布することができ る支援をするように設計されている。Windows Azureはクラウド向けのオペレーティングシステムで、 Azure Services Platform向けの開発、ランタイムおよび管理環境として機能する。Windows Azureは、オンデマンドの計算およびホストへのストレージ、拡大縮小およびMicrosoft データセンターを通じたインターネット上でのWebアプリケーションの管理をデベロッパに提供する。 Windows Azureは、弾力性があり、柔軟で相互運用可能である。
InfoQのJonathan Allen氏がPDC 2008に参加し、Windows Azureと呼ばれるMicrosoftの新たなクラウドコンピューティングイニシアチブの詳細を説明した(参考記事)。 Toolsのパッケージソフトウェアには、以下のものが含まれる。
- クラウドサービスを構築するためのC#およびVB Projectテンプレート
- Development FabricおよびDevelopment Storageサービスとの統合
- Development Fabricで実行中のCloud Service Roleのデバッグ
- Cloud Service Packageの構築およびパッケージ化
- Azure Services Developer Portalのブラウズ
- ロールの構成
- SSL認証の選択
注:VS向けのツールは、Windows Azure SDK 2008 CTP(リンク)を必要とする。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/10/.NET-4.0-VS-2010-Azure-CTP