これまで、クラウドコンピューティングは、SaaSおよびPaaSプロバイダー、また熱心なデベロッパたちによって導入されてきた。一方で、企業は仮想化 プロジェクトに多大な関心を寄せているが、導入の波は今のところない。驚くようなことではない。昨年、クラウドコンピューティングはGartnerのテク ノロジートップ10入りを逃している。CohesiveFTのCTO、Patrick Kerpan氏は、以下のように述べている。
セキュリティは、エンタープライズクラウドの導入を妨げる要因である。
重要なセキュリティ違反を犯していないとしても、InfoWeekの調査はPatrick氏の根拠を裏付けている(リンク)。「サービスプロバイダーが、データを適切に保護できない」ことが、SaaSを導入しない第二の不安要素になっている。
Patrick氏は、そういうわけでCohesiveFTがクラウド向けに最初のVPNオファリングを開発したと説明している。VPN-Cubedは、3つのトポロジーをサポートする暗号化された仮想プライベートネットワークである。
単一クラウド内、複数のクラウド全体で、およびクラウドと個人のインフラ間において顧客がセキュリティを管理できるようにする。
Patrick氏は、コンプライアンスおよびガバナンスプロセスの一部としてこの「顧客管理」をとらえている。
主要なユースケースの1つは、おそらく弾力性があり、冗長なインフラになる。
Patrick氏は以下のように説明している。
ときどきVPNの実装は、数分間停止するが、つかの間の停止として扱われる。しかし主幹業務のインフラの「停止」は受け入れられず、VPN-Cubedに冗長処置を追加した。VPN-cubedにより、全トポロジークラウドをクラウドWANとして実行することができる。
セキュリティは導入の主な障害であるのか?こうした種類のテクノロジーによって、考えを変えるだろうか?