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プロダクトオーナーとスクラムマスタの組み合わせは可能か?

多くの人手不足のチームや小さな組織では、スクラムマスタ (SM) とプロダクトオーナー (PO) の役割を1人に組み合わせることを考える。これは望ましいことだろうか? 他の人々はこうしただろうか? 選択肢は何だろうか?

Agile Estimating and Planningの著者であるMike Cohn氏によると、スクラムマスタ(リンク)とは以下の通りである。

スクラムチームがスクラムの価値とプラクティスに従って行動するようにする責任があります。スクラムマスタは、チームのメンバがスプリント中に達成できることに対してコミットメントしすぎないようにチームを守ります。スクラムマスタは、デイリースクラム(リンク)の司会をし、これらのミーティング中にチームからあがった障害を取り除く責任があります。スクラムマスタの役割は、誰でもいいのではなく、主にプロジェクトマネージャかテクニカルチームリーダーが果たします。
 

さらに、スクラムマスタ(リンク)はチームを代表して品質を握っている。

これに対してプロダクトオーナー(リンク)とは、

.... (主に、マーケティングの役割を果たす人か内部開発の主要なユーザのうちの誰かが) プロダクトバックログ(リンク)の優先順位を決めます。スクラムチーム(リンク)は、優先順位が決められたプロダクトバックログ(リンク)を見て、一番優先順位の高い項目を細かく分け、スプリント中にそれらを完成することを約束します。これらの項目がスプリントバックログ(リンク)になります。選んだタスク (明らかにプロダクトオーナーにとって最も重要なものである) を完成させる約束の代わりに、プロダクトオーナーは、スプリント中にチームに新しい要求を投げないことを約束します。要求は変更できますが (しかも、変更は奨励されています)、スプリントの外でのみ許されています。ひとたびチームがスプリントを始めると、チームはスプリントのゴールを一心に目指し続けます。

Matt Gelbwaks氏(リンク)が指摘した通り、プロダクトオーナーはコンセプトとアイデア (言い換えれば、パックログ) に責任があり、スクラムマスタは実施と品質に責任がある。だから、スクラムマスタがスプリントを完成させることに集中する一方で、プロダクトオーナーはさらに機能を増やしたがるのだ。Tomek Wlodarek氏(リンク)は、見解の違いは問題の半分にすぎないことを説明する。他の半分は、時間に対する責任である。「企業社会で私が学んだことは、SMは5、6人のチームでフルタイムの仕事だということです。... そのようなチームでPOの役割は、60%から100%の仕事でした。」

Danube TechnologiesのコーチであるDan Rawsthorne氏(リンク)が述べた。

そのことをよく知るずっと前に、私はしたのです。... POとSMとリードデザイナの役割を組み合わせました。チームを自己管理させておくために、私はチームの前で寸劇をしたものでした。「こちらは... もう一方は... では私はどうすべきだろうか?」 これはなんとかなりましたが、非常に困難でした。だから、私はこのようなことをもう二度としたくありませんし、他の人にもしてほしくありません。

Tom Mellor氏(リンク)も以前このような組み合わせがうまくいったのを見ていた。そのときは特別な人が一人必要で、その人は今はフルタイムでコーチングをしている。

Steve Eichert氏(リンク)は、もっとも楽観的な答えを挙げた。「一人でこれらの役割を混同せずに調和させて両方とも果たせると仮定すれば、絶対に必要な場合に一人でやることは実現可能に思えます。」しかしながら、それでもEichert氏はこれらの役割を別々にすることを薦めている。

最後に、適当な人が見つかって訓練を受けるまで、経験のあるスクラムマスタがプロダクトオーナーの代役を務められることに、Ken Schwaber氏(リンク)が(CSMクラスで)言及した。

 

原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2008/12/scrum-master-product-owner

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