Googleの携帯電話プラットフォームであるAndroidで、C#およびPythonをサポートするという取り組みの中で、Koushik Dutta氏は大きな節目に達した。Monoをベースとして始め、Dalvik に記述されたJavaコードがMonoコードに呼び出されることを可能にするブリッジを作成した。同様に、C#やIronPythonで記述されたMonoコードがDalvikコードに呼び戻される。
現在C#向けの構文は、多少冗長であるが、いったんMonoが新たなC#キーワードである「Dynamic」に対するサポートを追加すれば、改善される。動的タイプを持った変数はカスタムバインダーを使用し、実行時にメソッドを呼び出す方法を決定する。そうすると、こうした相互運用性シナリオによく合う。
このプロジェクトでのもう1つの重要な展開は、AndroidでPythonおよびRubyアプリケーションを実行する機能である。このプロジェクトはMonoに依存しているので、Dynamic Language Runtimeおよび言語実装IronPythonおよびIronRubyに対するサポートが可能になる。
Koushik Dutta氏のブログで、例やソースコード(リンク)を参照することができる。