InfoQ Japanのサービスを開始して1年が経過しました。旬な最先端のIT技術情報を日本国内のエンジニア、アーキテクトの皆さまにオンタイムでお届けすることにより、ガラパゴス化と言われている日本の情報産業に少しでも国際的に新鮮な風を吹き込もうとサイト運営を行ってきました。お陰さまでサイトへのアクセスも順調に増えており、最近では初めて効果ご挨拶する方々から「InfoQ見てますよ」という嬉しい言葉をいただくことも多くなってきました。
InfoQは英語サイトを核として各言語圏に翻訳チームがおり、英語サイトのニュースや解説記事を数日の遅れで配信している国際IT技術情報サイトです。我々日本語サイトの他に、中国語サイト、ポルトガル語サイトが既にサービスを開始しており、現在フランス語サイトの立上げを準備しているところです。
また日本語サイト独自のコンテンツを英語に翻訳し、英語サイトへポストすることも一部開始しており、日本発の記事を中国語、ポルトガル語に翻訳して配信しています。
我々は、日本語サイトの立上げの時にもう一つ実現したかったイベントがありました。InfoQコミュニティのエンジニアが年に2回顔を会わせるリアルカンファレンス「QCon」です。
QConは過去に4回、ロンドンとサンフランシスコでそれぞれ2回ずつ行われています。まだ規模は大きくなく、各回400名程度の参加者ですが、Martin Fowler、Rod Johnson、Kent Beckといったそうそうたる顔ぶれのエンジニアが一堂に会し、一般的なレクチャー形式のセッションではなく、非常に内容の濃い議論が交わされるカンファレンスです。このQConカンファレンスが「QCon Tokyo」及び「QCon Beijing」という形で、やっとアジア地区で開催される運びとなりました。海外からもスピーカーが来日し、最新の技術動向のセッションを持つ予定です。
QCon Tokyoは本年4月9日~10日に、東京・品川で開催します。
トラックとしては、以下のようなトラック構成を予定しております。
- Architecture
システム開発の土台であるアーキテクチャ。より具体的なものとして捕えてください。 - RIA
よりユーザにアピールするインターフェイスとは?その動向について解説します。 - Agile
本当に使えるアジャイル開発とは?実例も踏まえてご紹介します。 - SOA/Cloud Computing
現実のSOAとは、Cloud Computingはどこまで来ているのか深堀します。 - Ruby
Rubyを用いた開発のつぼを解説。また、実際の開発についてご紹介します。 - Case Study
国内外の大規模サイトの開発の裏側をご紹介します。予定:Amazon、e-Bay、Facebook等
1日目のセッション終了後はエンジニア・パーティという、参加者の皆さまがスピーカーと直接議論を交わす場もご提供できることになりました。
海外から出席されるスピーカーとしては、以下の方々を予定しています。
- Martin Fowler (Author: Analysis Patterns, Refactoring, others)
- Jeff Bar (Amazon evangelist)
- Randy Shoup (eBay Architect)
- Henrik Kniberg (Author of the InfoQ Book Scrum and XP from the trenches)
- Dylan Shiemann (Dojo toolkit co-founder and committer)
- Rod Johnson (Creator of Spring)
- Floyd Marinescu (Author of EJB Design Patterns, InfoQ and TSS Co-founder)
海外のカンファレンスに参加することがなかなか難しい日本のエンジニアの皆さまに、少しでも海外のカンファレンスの雰囲気を肌で感じていただければ幸いです。
カンファレンスの参加料金は2日間、パーティ込みで3万円(税込)ですが、2月28日までに申込み頂ければ、早期割引を適用し2万円となります。
詳細は以下URLをご参照ください。
皆様のお申し込み・ご参加を楽しみにしております!