SpringSourceはSTSのバージョン2.0をリリースした。プレスリリースは以下のとおりである。
...STS 2.0は新機能や拡張機能を取り入れている。たとえば、Project Creation Wizards、豊富なフォームベースのSpring Configuration Editor、Spring Configuration Auto-Discovery、Quick FixesおよびQuick Assist、Bean Creation Wizards、Namespace Configuration Dialogおよびその他多くのビジュアルツールである。その他STS 2.0に含まれているのは、真のモジュラーアプリケーションをSpringSource dm Serverで可視化したり、パッケージ化したり、デプロイする新たなツールである。STSはOSGiコンソール、グラフによる概要ページ、依存グラフの他、依存性をテストする機能や一括配置の順序を指定する機能を提供する。
InfoQはSpringSourceのChristian Dupuis氏に、今回のリリースについて聞いた。現在のリリースには主に2つのテーマがあることを述べた。
- Spring向けの可能な限りベストなEclipse開発環境の作成
- OSGi中心の開発を他のJavaテクノロジーデベロッパが期待するのと同じIDEレベルまで押し上げること
上記の方針に沿い、STSのXML編集機能には、検証、コンテンツアシストおよびquickfixなどJava開発には一般的な項目が含まれている。 OSGi開発ツールには、一括概要、一括依存グラフおよび実行中Spring Dmサーバのライブワイヤリングのビューがある。Dupuis氏はまた、Spring Tool Suiteの新リリースが、それをSpringSourceのEclipse 向けオープンソースSpring IDEプラグインの現バージョンと協調することを述べた。前進することで、Spring IDEとSTSのリリースがより近くなることを氏は期待している。また今年の後半、3.5がリリースされたらすぐに、正式にEclipse 3.5準拠のリリースがあることを予想している。STSサポートは、今春SpringSource tc Serve向けに追加される。Spring 3準拠のリリースが正式なSpring 3.0 Release Candidatesのあたりに実現しそうである。