Evans Dataはスクリプト言語の調査(リンク)結果を公表した。500名を超えるデベロッパおよびITの専門家がPHP、RubyおよびPythonを好んで選択してい る。企業におけるスクリプト言語の使用状況は、時代と共に変化した。各言語の利点および欠点について、その調査が概説している。最近のインタビュー(リンク)で Richard Dice氏(Perl Foundation(リンク)の社長)が、スクリプト言語は企業においてその役割を増やしており、もはや単純なタスクやプロトタイプに関係しないことを述べた。そ れらがカバーするアプリケーションの範囲は、広がっている。この調査で、ユーザはさまざまな側面や(調査の以下の)機能に基づいて、使用する言語を順位付 けするよう依頼された。
- 使いやすさ
- 例外処理
- 拡張可能性
- メンテナンス可能性/読み取り可能性
- クロスプラットフォームの移植性
- コミュニティ
- ツールの可用性
- ツールの質
- パフォーマンス
- メモリの管理
- クライアントサイドのスクリプト記述
- セキュリティ
評価された言語は、Actionscript、Flex、Javascript、Microsoft F#、Microsoft Powershell、Perl、PHP、Python、Ruby、VB Scriptである。そのレポートは、そうした言語のユーザの認識に基づいている。
全体的なランキングは、上位からPHP、RubyそしてPythonと続く。
この研究における上位の言語は、オープンソース言語であり、従って自然発生的な方法で進化する。プロプライエタリMicrosoft言語は、ソフトウェア の巨匠やその多くのリソースによって支援されているけれども、ユーザ同様にどのオープンソース言語も満足させることはなかった。
RubyおよびPHPユーザにとって、もっとも重要なのは使いやすさであり、Pythonユーザは、拡張可能性を一番高く評価した。またコミュニティはこれら3つの言語の重要な属性であり、Rubyには以下のようなメリットがある。
Rubyコミュニティは、かなり小さいが、非常に熱心であり、よく主張する。
その報告は、定期的に巻き起こる議論の1つに出くわす。Rubyのパフォーマンスである。
もっとも熱心なRubyユーザでさえ、Rubyアプリケーションが期待通りに実行するか疑問視している。またRubyで記述された有名なWeb 2.0アプリケーションには、スケーリングの他にもパフォーマンスに関して重要な問題を抱えていると考えている。
またその報告は、デベロッパが一様にセキュリティに対し関心がないことを強調している。
最後に、Rubyは、使いやすさ、例外処理、メンテナンス可能性/読み取り可能性およびコミュニティの項目で首位であるようだ。
Antonio Cangiano氏(リンク)およびPeter Cooper氏(リンク)は、2009年のRubyにおける課題に異議を唱えている一方、EDCの調査でRubyプラットフォームはクライアント側のスクリプト記述(JavaScriptが首位)およびツール(品質および可用性)の改善をする必要があることが分かった。
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2009/03/top-scripting-languages-php-ruby