2週間前InfoQは、進化言語プロジェクトであるAxumをシップするというMicrosoftの計画(参考記事)を発表した。その一方で、Microsoftは早期リリース(v.0.1)のパッケージ化を完了し、ダウンロードで利用可能(リンク)にした。
Axumの概要については「Axum-Microsoftによる並行性のためのアプローチ」(参考記事)を参照のこと。
Axumは、まだ進化プロジェクトであり、このリリースはMicrosoft DevLabs(リンク)に従って、コミュニティのフィードバックの収集に使用される。
フィードバックは、それがプロジェクトになるかどうか、そしてもっとも重要なことは、それが並列プログラミングをより安全に、よりスケーラブルに、そしてより生産的にするのに役立つかどうかを決定する、Axumの成功の最大要因である。
MicrosoftのParallel Computing PlatformのアーキテクトであるNiklas Gustafsson氏は、Axumが実現した経緯(リンク)について以下のように述べた。
1. CCRソースを取り込み、その名前のほとんどを変更し、わずかにインターフェイスをリファクタリングし、多少追加した。
2.それを、Microsoft.Axum.Runtime.dllに組み込んだ。
3. CCRポート(名前変更されたOrderedInteractionPoints)の上に、チャネルポートを構築した。
4. プログラマにOIPを公開した(WebFetcherサンプル参照)。
5. CCRへの追加物に「async」「sync」および「const」empty/fullストレージ機能を構築した。
6. 「receive」式はReceiverを利用して、ソースに接続する。
Axumで記述するためには、Microsoft Visual Studio 2008が必要である。
役立つリンク:ダウンロードページ(リンク)、The Axum Language Specification(PDF)、Axum Programmer’s Guide(PDF)、Axum Team Blog(リンク)。