JBoss HornetQが 専門家が評価したベンチマークで、現行バージョンのActiveMQよりも早いことがわかった、主因は、Linux上で走っている時は、AIOを使った高度に調節されたジャーナルを実行するように選択するためである。競争するために、ActiveMQは、バージョン６で同じやり方を採用するようだ。
２００９年の１０月の時点では、 ActiveMQのバージョン５．３は、 SPECjms2007 ベンチマーク で第一位だった。 ActiveMQ チームは 、当時、 その結果 について非常に喜んでいた:
言うまでもなく、5.3.0は、水平方向（宛先の数）と垂直方向（宛先ごとの負荷）の両方に非常にスケーラブルです。 Apache ActiveMQが、世界第一位のSPECjms2007 ベンチマークを出したのは、当然と言えます。
SPECjms2007は、JMSをベースにしたエンタプライズのメッセージ指向のミドルウェアサーバのパフォーマンスを評価するためのベンチマークである。競合製品の比較のために、標準的な作業負荷とパフォーマンスメトリックを提供し、同時に、エンタプライズ メッセージング プラットフォームの綿密なパフォーマンス分析のフレームワークも提供する。ハードウェア、JMSサーバソフトウェア、JVMソフトウェア、もしメッセージの永続性が必要ならデータベースソフトウェア、そしてシステムのネットワークを含んだ、アプリケーション環境を形成するすべてのコンポーネントに対するエンド・ツー・エンドのパフォーマンスを測定する。
その後、 JBoss HornetQは、そのライバルよりもずっと早い、と報告したベンチマークに参加した:
HornetQ- JBossからの新しい超高速なエンタプライズ級のメッセージング システムは、JMSメッセージング システム パフォーマンスの業界標準であるSPECjms2007 ベンチマークで記録的なスコアをたたき出した。 HornetQ 2.0.GAは、前回の公表されたSPECjms2007 ベンチマークの結果より、最高で３０７％高いスコアを記録した。前回と同じサーバハードウェアとOSのセットアップである。専門家の評価した結果が spec.orgのwebサイトで見れる: www.spec.org/jms2007/results/jms2007.html
以前、InfoQが、報告したように、 基本的にJBoss Messaging のブランド名を変更したものであるHornetQは、高パフォーマンスのためのネイティブなコード層を介して、選択的であるが、 Linux Asynchronous IO (AIO) を使用した特別あつらえのジャーナルをもっている:
HornetQは、独自に組み込んだ高パフォーマンスなジャーナルを使ってメッセージの永続性を提供している。 HornetQは、永続性のために、ダサくて遅いリレーショナルデータベースには、全く依存していない。ジャーナルは、Linux上で走っているかを自動で検知し、もしそうならネイティブなコード層を介してLinux Asynchronous IO (AIO, Linux非同期IO)を使って、驚くべきパフォーマンスを実現するユニークな技術である。もしAIOがなければ、シームレスにフォールバックして、JavaNIOを使うので、どのJavaプラットフォームでもシームレスに走る。
この技術は、純粋なJavaで実装されたジャーナルよりもずっとよいパフォーマンスを出すように思える。 JBoss のTim Fox氏に答えて、“ActiveMQ in Action”の著者であるRod Davies 氏は、 ActiveMQの次のバージョンで実装される、と言っている:
[…] 我々は、Linux上で直接IOを使うという考えが気に入ったので、２，３ヶ月前に ActiveMQ 6に、この機能をいれました。健全な競争はいいことです。いい仕事を続けよう！
この改善の後に ActiveMQが出す結果が楽しみである、そして HornetQの改善版(v2.1)が出てきて、両方がそろったら較べるのは、おもしろいことである。