使用性は、おそらくプログラマーが注意をあまり払わない領域の１つである。大抵のプログラマーは、 アジャイルのプラクティスときれいなコードで堅牢な製品を作るのに一生懸命である。しかし、使用性に合わせた焦点は、不満な点が多い。いいユーザインターフェース(UI)設計が、ソフトウェア製品が受け入れられるか、失敗するかを分けるのは、よく知られている事実である。もし エンドユーザがUIを気に入らなかったら、その製品は、殆ど成功するチャンスはない。
アジャイル使用性グループに関する面白い話の中で、 Robert Gravina氏は、自分もUXに注意を払わなかった犠牲者であり、しかし、 このトピックでいい本とリファクタリング技術 について知り、あまりよくないUIをいいものにしたい、と告白している。
Tim Wright 氏は、UIパターンについて記述した、 Designing Interfacesという本について述べている。氏は、この本は、既存のUIをリファクタリングするのにも役に立ついい本だ、と言っている。使用性について、氏は、Usability Engineering と The Design of Everyday Thingsを推奨している。
Robert氏は、 Designing Interfaces を褒めて、述べているのは、
私は、１週間ほどかけて Designing Interfacesを読み終えましたが、「本当に素晴らしい」本です。まさしく私が探していた本です。という主な理由は、ソフトウェアのデザインパターンに非常に似たやり方で、web、デスクトップ、そしてモバイルまで及ぶUIのパターンのカタログを著者は、作ったのです。
議論に加わった何人かの人が引き合いにしたもう１冊が About Face 3である。Tim氏によると、この本は、通常のWIMP （ windows、アイコン、メニュー、ポインタ）インターフェースへのいいヒントと、webサイトに関連したアイデアについても授けてくれる。Jared Spool 氏は、更に、 Designing Web Interfaces が特にwebベース アプリケーションについても説明している融合的な本である、と述べている。
Abby氏は、WPF やAdobe AirのようなUIリッチな技術の出現で、 デスクトップとwebアプリケーションの違いが曖昧になってきている、と語った。このために、伝統的なWindowsの慣習に囚われなくなってきている。彼は、webアプリケーションの設計に関する良書として、 Designing the Obvious を推薦した。
Peter Boersma 氏は、このトピックについては、 Communicating Design が彼のお気に入りだ、と言った。 Austin Govella 氏は、 Don't Make Me Think がUXを単純で簡潔な方法で見るのに役立つ、ずっとお気に入りの本だと語った。同様に、Nancy Frishberg 氏は、Designing From Both Sides of the Screen を推薦している。この本のいい点は、設計者と開発者のやりとりを詳しく説明していることである。リストに加えたいもう１冊が、Joelのソフトウェアの UI Design for Programmersである。
Peter Boersma氏は、いい本を読むことは価値があるが、 しかし重要なのは、それを実践することだ、と言った。彼は、ワークショップに参加することを勧める。
私は、ワークショップを用意して、そこで人々は、良い／もっと良いインターフェースを設計し（ユーザの研究、設計、評価し）、実践し、批評し（正直なフィードバック、いい点と悪い点）そして、集まって、学んだことを書く(ウィキか何かに）。
本は別にして、Tim Wright氏は、ユーザの行動を理解するいくつかのアプローチについて語った、
私は、 Constantine と Lockwoodのアプローチの方が好きです。ユーザが目標を達成するのに必要なやりとりを定義するのに、ユースケースモデルとユースケースを基にしています。使われているモデルは、非常に抽象的で、そのために説明するのが難しいです。しかしその抽象概念から得る力は、絶大です（そして、一度体得すれば、使うのも易しく、速いです）。
もっとよく知られた方法論は、CooperのPersonas and Scenariosである。モデルは、非常に具体的で、理解し使うのが易しい。
２つ目のテクニックは、 Jeremy Kriegel氏が推薦する本、The Inmates are Running the Asylumに書かれている。
あなたは、アジャイル プログラマーに他の重要なUXに関する本を推薦したいですか？