Silverlight Tools for Visual StudioのリリースにこっそりとSilverlight 4用F#が入っていた。UIデザインにおける推奨言語は相変わらずC#またはVBだが、F#はビジネス層に興味深い能力を提供する。特に、計算処理やデータ加工のロジックが重い場合に向いている。
F#にはPowerPackもある。こちらには中核機能としてのリリースに間に合わなかった機能や、中核機能に含めるのが適切でない機能が含まれている。今回のリリースで新しい機能が追加されたわけではないが、ライブラリをSilverlight 3と4から利用できるようになった。
F# PowerPackには以下の機能が含まれている。
- MSBuildから利用可能なF#版LexとYacc
- SI (国際単位系)
- タグ付けされたイミュータブルなSetとMap
- 行列計算ライブラリと数学型のサポート
F# PowerPackはMS-PLの元CodePlexで入手可能である。ピュアF#によるSilverlightアプリケーション開発を容易にするため、Dmitry LomovがF# Silverlightアプリケーションテンプレートを開発している。