Agile Allianceがスポンサーである Diversity in Agileプログラムが Agile 2010で今日、 Women In Agile シリーズから、始めていくつかのインタビューを公開した。
Mike Sutton と Lisa Crispinの両氏が率いて、世界中のアジャイル チームから何人かの「素晴らしい 女性」を見つけ出してきた。
このプラグラムを行う動機は、一般にITで、そしてアジャイルの世界では、女性の割合が低いことである。Lisa氏が言うように「1982年に私がこの業界に入ったころは、女性の数は、男性と同じでしたが、今日、急激に事情が変わって、この分野では、男性に比べて、女性は極めて少なくなりました。」
その理由について尋ねると、彼女が言うには、「ITが必要とするものについて、誤解があるのでしょう － 人と交わりたがらず、不衛生で、孤独なおたく、という固定観念によって、人々が業界から離れていったのでしょう。実際、ソフトウェア開発は、創造的で、人間中心の活動ですが、このメーッセージがうまく伝わってこなかったのです。」 Diversity in Agile プログラムでは、ロールモデルとなり、話を語ってくれる女性を探しだそうとしている。故意に、有名な人ではなく、現場のチームメンバーで、自分の仕事について語り、女性がこの専門分野に入って、そこに留まりたいと思う、気にさせてくれる人である。
これまで、プログラムでは、紹介を呼びかけており、アジャイル チームあるいは、アジャイル コミュニティで「あなたが知っている素晴らしい女性について話して欲しい」と人々にお願いしている。今のところ、推薦されているのは、世界中から17人である。これらの何人かは、インタビュー済で、彼女たちのインタビューがオンラインで、ここで見れる。最初の4人の素晴らしい女性は：
• Marlena Compton - オーストラリアのシドニーにあるEquifax 社のQAエンジニア
• Sharon Robson –オーストラリアの BrisbaneにあるSoftware Education でトレーナー，コーチそしてコンサルタント
• Ashley Wali – 米国の San Franciscoにある ClearGearsのCEO
• Daniella de Leon – USA 米国のスクラム マスターでアジャイル プロジェクト マネージャ
残りのインタビューは、進行中で、終わり次第、webサイトに公開される予定だ。
このプログラムの意図は、アジャイルの世界で多くの女性が担っている様々な役割を賞賛し、公開し、認知度を上げて、もっと女性がこのITの世界に入って、仕事を続けて欲しいと考えている、特に、将来予想される重大な技術者不足を考慮してのことである。
Crispin 氏によると、女性は、アジャイル チームに特別なスキルと考え方をもたらした。インタビューについて言うと、彼女が気がついたのは、インタビューを受けた女性が話す共通のテーマは、
- スムーズなチーム内のやりとりに必要な考え方を育む（生み出す）
- よく聞く能力
- 女性は、なお、家事や育児の負荷の多くを背負っているので、成功するには、（一般に）男と理解のある家族が非常に重要
- インタビューされた女性は、仕事で覚えたスキルが、いかに家庭やその他の活動を管理するのに、役に立つかを話しており、中には、カンバン ボードを家族活動に使っている人もいた！
- 皆仕事が非常に好きである、相手にしている人たちが好きなためである。
- 彼女たちは、今の役割を担うまでに、複雑な道を歩んできた。誰ひとりとして、ITに入るつもりで自分のキャリアを始めていない。おそらく、大学の教育プログラムに共感を呼ぶものでないのだろう。彼女たちは、自分たちのキャリアの中で、やっと最近ITが非常に面白いものだとわかったのである。
Crispin 氏が指摘するのに苦心するのは、このプラグラムは、一種の「差別撤廃プログラム 」ではない，ということである。－何人かの素晴らしい人々と彼女たちがやっている素晴らしいことを単に賞賛しているに過ぎない、そして願わくば、他の女性達が、ITでキャリアを積むことを励ましたいのである。
Agile 2010のオープンスペースで、提案ボードがあり，IT分野にもっと多くの女性が入ってきて、留まることをどのように，奨励したらいいかアイデアを募っている。あなたは、どのようなアドバイスができますか？