昨日マイクロソフトは、Silverlight FireStarterイベントにおいて、2011年のSilverlight 5に関するタイムラインについてアナウンスした。Silverlight 5は、Scott Guthrie氏のキーノートのメインテーマであり、マイクロソフトは、たくさんの新しい機能と能力についてデモを行った。Silverlight 5は2011年の上半期にベータ版、下半期の早い時期には、出荷する予定である。
Silverlight 5のメディア向上
- GPUサポートの使用によるH.264のハードウェアデコードと表示のパフォーマンス向上
- トリックプレイによる通常の音声ピッチと高速早送りと巻き戻しのサポート
- 電源管理の向上
- リモート操作のサポート
- デジタル著作権管理の向上
アプリケーション開発の向上
- よりスムーズなアニメーションによる、よりスムーズなUIエクスペリエンス
- テキストの向上
- マルチカラムテキストとリンクされたコンテナテキスト
- テキストの視認性の向上
- OpenTypeサポートの拡張
- Postscriptベクタ印刷のサポート
- ダブルクリックとコンボボックスのサポートを追加
- MVVMとデータバインディングの拡張
- ネットワークとWCFの拡張
- バックグラウンドスレッドを使用したネットワークレイテンシの削減
- WS-Trustのサポート
- パフォーマンス向上
- XAMLパーサーの向上
- 64-bit OSのサポート
- グラフィックの向上
- GPU API
- GPUによる直接描画
- Internet Explorer 9上のハードウェアアクセラレーション
- 信頼されたアプリケーションの新しいクラス
- ブラウザコントロールとしてHTMLコンテンツをホスト
- ユーザのマイドキュメントフォルダへの読み書き
- マイクロソフトオフィスとその他のプログラムの起動
- アプリケーションの中のCOMコンポーネントから、システムの機能やデバイスへのアクセスする機能
- 全画面での全キーボードをサポート
- PInvokeによるアンマネージドコードの呼び出し
- アウトオブブラウザの信頼されたアプリケーションの拡張
- PInvokeによるアンマネージドコードの呼び出し
- 子ウィンドウのサポート
- ツールの向上
- Visual StudioによるCPU、メモリ、スレッド競合のプロファイリング
- Visual Studioチームテストのサポート
質問、多くの質問
このアナウンスは、Scott Guthrie氏のBlogと同時にマイクロソフトのWebサイト上でもアナウンスされた。開発者はすぐに印象と質問、ものすごく大量の質問を投稿し始めた。
Christof Jans氏は、次のように質問した。「イミディエートモードのグラフィックとハードウェア3D機能は、クロスプラットフォームで使えるのか?」
また他の開発者、Bruno氏は、5.0に含まれる予定の高精度のタイマーについて質問している。Dan Devine氏は6ヶ月後のリリースバージョンを待たなくてはいけないことを惜しんでいる。多くの開発者は、Windows Phone 7のサポートとその先のクロスプラットフォームサポートについて、デバイスレベル、特にAndroidについて尋ねている。
Steven DeRoo氏は、さらに彼の中にあったいくつかの疑問をぶつけている。
「Silverlightは、HMTL5に勝てるのか?….他のOSはサポートされるのか?….Silverlightは、次期ActiveXなのか?….企業はSilverlightを検討するべきなのか?….HTML5を支持するのか?」
さらなる情報の公開とベータをパブリックに公開して、多くの質問に回答することを希望する。Silverlight 5ベータは、2011年の早期に公開され、さらなる情報がマイクロソフトSilverlightサイトにまもなく公開される予定である。