Jenkinsの最初のバージョン が、HudsonからJenkinsへの 移行方法のドキュメント と一緒に、リリースされた。WARファイルとして配布されているので、最も明らかな変更は、名前が hudson.war
から jenkins.war
になったことである。UNIXシステムでは、ランタイム ライブラリの場所が /var/lib/hudson
から /var/lib/jenkins
になった。 run-asユーザーも jenkins
となった。
変更ログ には、以前のリリースからの数個の変更しか載っていない。
- 一週間が月曜日で始まるロケールの "day of week"の処理におけるcrontabのバグを修正。(issue 8401)
- もしマスターがスレーブにpingを失敗したら、ハード-切断になる。
- "java -jar hudson.war --daemon" は、umask 027を強制する。Debian/redhatパッケージも対象。(issue 5114)
- もしJNLP接続していたスレーブがマスターに通知なしで切断しても、拒否せずに再接続を許す。(issue 5055)
- Jenkinsへの名称変更で、かなりの失態の原因となったトレードマークのバグを修正した。
一方Oracleは、Hudsonをユーザーに使用するよう、引き続き推奨しており、Hudsonの将来という掲示で、その開発プロセスが計画中である、と言っている。
これから数ヶ月の主な目標は、現行のHudsonの優先度の高いバグを修正し、開発とリリースのプロセスを公式化して、Hudsonのユーザーが、何が変更され、なぜ変更されたか、いつバグが修正されるかについて、もっと詳しく知ることができるようになることです。私が先月始めた、次バージョンのHudson (v2)をどのようなものにするかについての議論も続けていきます。私は、今後どの方向に進むべきかをコミュニティと緊密に議論していくことを楽しみにしています。
最近、SonatypeがHudsonへのサポートを表明した。
ごく最近、Sonatypeは、Hudsonのコア アーキテクチャを進化させる重要な開発を終えました。この変更による利益には、業界標準の更なる活用、パフォーマンスと安定性の向上、ビルド実行がぐっと可視化できるMaven 3との緊密な統合があります。我々は、我々のHudsonチームのエンジニアを増やして、Hudsonコミュニティと一緒に働き、ここでの成果をJava.netに提供します。
現時点では、HudsonプロジェクトとJenkinsプロジェクトは、はっきりした違いが出るほど分岐していなので、どちらを選んでも殆ど変わらない。しかし、オープンソース プロジェクトの成功は、これまで開発コミュニティの活動に依存してきた。ユーザーは、進歩のあるプロジェクトの方につくし、その後に、商用ツールのサポートも、成功している分岐プロジェクトの方には、される。
SonatypeがHudson開発コミュニティに商業的な重要さを加えたが、革新の競争が今、始まった。