スクラムアライアンスは6月のニュースレターで認定スクラムプロフェッショナル(CSP)の指定を強化して"認証評価に必要な仕組みとテストを世界的な標準に合わせた認証プログラム"にする計画を発表した。CSPの認定は実際の仕事でアジャイルを実践した経験が必要なので、スクラムアライアンスの認定スクラムマスタ(CSM)よりも上位の認定として位置づけられている。テストについてのプログラムを追加したCSPの新しいベータプログラムが始まった。このベータプログラムに参加したい場合は、来週のスクラムアライアンスニュースレターで詳細を確認する必要がある。
6月、スクラムアライアンスはCSPの認定のための仕事の分析の研究を発表して、CSPにつりあるスキルと知識を定義した。CSPは直接スクラムの役割や肩書きと直接対応しないので、このような努力が必要なのだ。このに研究を使って、専門家による委員会がCSPの特色を定義した。
CSPに認定される人はスクラムを実際に実施しており、他のアジャイルのフレームワークについても知識を持っている。また、スクラムのすべての技法がすべての製品に盛り込まれるようにする方法の改善にチームが挑戦することに対して責任を持つ。また、前庭条件として、CSPはスクラムや他のアジャイルの手法を様々な製品やサービスに適用できるスキルを持っている必要がある。CSP認定の候補者は関連する実践経験が必要だ。
委員会の専門家はCSPが活躍する分野を定義した。ひとつの調査は選ばれたスクラムアライアンスのメンバに分配され、各分野の重要度が検証された。その結果、試験は125の問題からなり、問題数は各分野の重要性に比例している。下記の表はこの研究を踏まえた、各分野の問題数を一覧している。
ドメイン | 説明 | 問題 |
ビジネス価値を提供する | CSPはチームが今日の問題を解決し、明日の最優先事項の選択を知らしめることで、最高のビジネス価値を生み出すのを支援する。 | 27 |
協力を育てる | チームワークはアジャイル開発の心臓であり、チーム全体の生産性は個々人の生産性を大きく上回る。 | 27 |
信頼を確立する | 製品の健全さとプロジェクトの状態が、定義されたビジネス価値とコミットメントに基づいた、はっきりとした誠実な言葉で報告される。 | 21 |
援助し合う分かを育てる | CSPは経営層やマネージャ、チームのメンバの間の理解を促進させる。信頼がある環境の中でのみ、高い生産性が生まれるからだ。そのような環境では学習することが期待され、失敗やミスは受け入れられる。 | 17 |
製品のビジョンを共有する | CSPはアジャイルチームが達成しようとしているものについてのビジョンを共有する。この達成しようとしているものがビジネス価値を最大化することに文脈を与えている。 | 11 |
技術的な優位を伸ばす | CSPはチームのメンバが優れた技術的な選択をするよう支援する。品質に対しては妥協しない。 | 13 |
自己改善を実演する | CSPは(協力的な精神を持って)自己改善を行う。最終的にはチームと製品を強化し技術的な優位を確立する。 | 9 |
ベータプログラムに興味があるなら、CSP分析レポートを読んで、次のスクラムアライアンスニュースレターを待つのがいいだろう。