SonatypeはMaven Centralで、Oracleの協力を受けてJava.netのオープンソースプロジェクトが利用になったことを発表した。これまでは、個々のプロジェクトを個別にMaven Centralへ移すか単にJava.netにホストして利用してもらうしかなかった。
この移行に伴い、既存のメタデータは消去され、Maven Centralに必要なメタデータの要件が付加される。Java.netにホストされているリポジトリマネージャNexus Proは中央リポジトリと同期するようになるので、クライアントはJava.netそのものを参照することなく対象のプログラムにアクセスできる。
また、成果物の安定性にも寄与する。以前まではJava.netのリポジトリで成果物を変更(消去)下場合、問題が発生する場合があった。Java.netにホストされている成果物がMaven Centralに供給されるようになったことで、Java.net側で成果物を消してもMaven Central側にはコピーが残るようになった。
Oracleのプロダクトマネジメント部門のバイスプレジデントであるAmit Zavery氏は成果物が手に入れやすくなると考えている。
Java.netは600,000人が利用し、2,000のプロジェクトがホストされているJava技術の中でも最大級のリポジトリです。”とOracleのプロダクトマネジメント部門のバイスプレジデントは言います。“この産業の整備されたインフラとして、SonatypeとOracleは既存のプロジェクト、そしてこれから作成されるプロジェクトが共有されている知識を使い、コミュニティが優れたソフトウエアを素早く作れるようにJava.netを改善しました。
Maven Centralは今年で10年目であり、年間に40億のアクセスがある。Java開発の成果物のおよそ90%はここで見つかる。