Java PaaSの新興企業 CloudBeesは、Java EE 6 Web Profile (EE 6 WP)仕様を彼らのサービスである RUN@Cloud に実装して、アプリケーションの開発とデプロイを完全にサポートする、とアナウンスした。この製品はRed Hatのライバル製品 OpenShift に勝っており、彼らがJava EE遵守のPaaS製品を製品化した最初の会社になった。
プレスリリースには、
もしあなたが本当の EE 6 Web Profile アプリケーションをクラウドにデプロイしたければ、現在 CloudBeesが唯一の選択肢です。一般に入手できるEE 6 Web Profile環境は他にありません。稼働可能です、すなわちベータテストは終りました。ランタイムフィーチャーと開発機能の両方を提供しています。これら両方は、本格派のJava開発者の需要を満足するために、なければならないものですし、またエンタープライズコンピューティング環境にも必要です。
Sacha Labourey, CloudBeesのCEO 、共同設立者
EE6 WPは Java EE 6の完全なプロファイルからのAPIのサブセットで、webアプリケーション開発に使われることを意図している。それは、JSF 2, Facelets, JSP, Servlets 3.0のようなweb層の多くの技術をサポートしている。またbeanバリデーション、永続化のための JPA 2、トランザクション管理のためのJTA, ビジネス層サービス用の EJB 3.1 Lite、CDIも含んでいる。CDIは依存性の注入周りをベースにした、一般的なコンポーネントモデルを記述している。仕様としては、EJB 3.1 Lite は EJB 3.1の仕様を削ぎ落した実装である。webアプリケーションスタックの方に合わせており、AX-RS (REST エンドポイント), SOAP, RMI/CORBA, EJB 2.xとの後方互換性、非同期サービス、メッセージ駆動 beansのようなフィーチャーのサポートはしていない。
CloudBeesの EE 6 WPソリューションは、JBoss AS 7 の修正バージョンをベースにしていると、Sacha Labourey 氏はInfoQに言った。その他に、これらの修正によって、 CloudBeesはリアルタイムで EE 6 WPアプリケーションをデプロイでき、サービスへの割り込み無しで、例えば、動作中の顧客レコードを保存できる。更に、サービスは完全にクラスタ化されており、自動的にフェイルオーバーする機能があり、レスポンス時間、並列リクエスト、セッションなどようないくつもの基準を基にして自動的なスケーリングをサポートしている。
Labourey氏はまた、会社は、現段階では完全な Java EE 6プロファイルをサポートする計画が無いことを明言した。会社はほとんど、webアプリケーションに注力しているのが理由である。徐々に完全なプロファイルからいくつかのフィーチャを彼らの製品に加えていくつもりではあるが。
我々が 以前レポートした ように、初期費用は、Tomcatベースの製品の50%増しぐらいである。