GitHubが「Janky」をオープンソースで公開した。これは「Jenkins」をベースにした継続的インテグレーション (CI) サーバーで、チャット自動化ツール「Hubot」を利用している。
通常のJenkinsの機能に加えて、JankyにはHubotによる機能が追加されている。HubotはGitHubによって2か月前にオープンソースで公開されたプロジェクトだ。Hubotはチャットの会話をモニタリングし、参加者によって交された言葉に基づき反応する。例えば、“problem?” という単語が出現すると、troll faceを挿入する。Google Image APIやMaps APIとの連携や計算、翻訳も可能だ。Hubotを使うといろいろなことができる。
Hubotはスクリプトによる高い柔軟性を備えており、だれでも自分のスクリプトを書いて基本機能を拡張することができる。HubotはNode.jsで動作し、スクリプトはCoffeeScriptで書かれている。今のところHerokuのプラットフォームで動く(GitHubブログによるとフリーで)ようになっているが、別のクラウドプラットフォームで動かすのも難しくはない。
HubotとJenkinsを組み合せることで、ソースが変更されたことをGitHubのRepo Hooks APIを使って通知することができる。Hubotはもともとチャットを強化するアプリケーションだったが、ここではJenkinsをラップするものとして使われている。
JankyはMITライセンスでオープンソース化された。