appMobiは、jQueryを書き換えたdeveloper mindshare用のjQuery Mobileと競合するオープンソースのjQ.Mobiをオープンソース化した。
jQ.MobijQueryの一部を書き換えたものだが、HTML5とモバイルデバイスに最適化されている。そのフットプリントは、JQueryが35KBなのに対して、たったの3KBしかなく、JSPerf testの結果、Android上ではjQueryよりも3倍速く、iOS上では2.2倍高速である。フレームワークは、appMobiによってオープンソース化された。jQ.Mobiのプログラミングシンタックスは、JQueryのプラグイン開発と同じである。jQ.Mobiには、iOSとAndroidの両方で同じ操作感を提供できるようにappMobiによって“不可欠”だと考えられた、jQuery APIのサブセットだけが含まれている。
jQ.Mobiは、3つのコンポーネントからできている:
- クエリライブラリ
- jQ.Ui – WebKit用のUIライブラリ
- jQ.Plugin – WebKit用のプラグインサポート
フレームワークの機能を見せるためにデモが用意されている。
2ヶ月前にjQuery Mobile 1.0がリリースされているのに、なぜ新しいjQeuryベースのJavaScriptフレームワークを作るのか。jQueryは、デスクトップブラウザをルーツにしており、結果としてモバイルバージョンは完全には最適化されていないため、モバイルデバイス、特にAndroid上ではすばらしい操作感を提供できていないことがappMobiを動機づけている。
jQueryのモバイルリードであるTodd Parker氏は、いくつかのjQuery Mobileの問題を認めており、チームは(1.0.1)のメンテナンスリリースと、多数のバグとウィジットの改良を加えた1.2をリリースすることをアナウンスしている。