Yahoo!は、YSlowをオープンソースにすることを決定した。開発者はツールを改善するために、Yahoo!にサブミットを依頼する必要がなくなった。YSlowとGoogle Page Speedを比較してみよう。
長年Mozilla Public License MPL 1.1下で公開されてきたが、Yahoo!は、BSDライセンス下でYSlowをオープンソースにすることを決定した。Yahoo! Exceptional Performance(すぐれたパフォーマンス)グループは、ツールを改善するためにフィードバックを集めていた。開発者は、ツールを使ってやりたいことができるようになった。このプロジェクトを担当しているYahoo! フロントエンドエンジニアのMarcel Duran氏は、GitHubで公開されているYSlowコードを作成しており、開発者がコードを変更した場合、それが受け入れられた後リポジトリにマージされる。Duran氏は、サポートされているすべてのブラウザにまたがるアドオンの更新も行う。これからは、コミュニティが機能の実装を要求するのに、Yahoo!は関係しなくなった。
YSlowは、2009年にApache 2.0ライセンス下でオープンソース化されたGoogleのPage Speedに似たWebページパフォーマンスツールである。これらのツールには、いくつかの違いがある。YSlowはFirefox、Chrome、Safari、Operaのアドオン、ブックマークレットを経由したモバイルバージョンを含み、コマンドラインで実行することができるが、Page Speedは、ChromeとFirefoxの拡張機能しかない。 しかしながらPage Speedは、モバイルデバイスを対象にしたものを含むWebページを解析するサービスとして提供されている。Page Speedはまた、様々なページリソース(HTML、JavaScript、CSS、JPG、PNG)を書き換えて、ページを最適化するApacheモジュールを提供している。
どちらのツールも以下のルールでページを分析する:
これらのツールは、ページを分析するだけじゃなく、Webページの読み込み速度を向上させる提案をする。