HTML5 Boilerplate (H5BP)は、HTML5 と CSS の開発を始めるためのテンプレートを提供する。その中には、推奨のwebサーバー設定を含んだフロントエンドweb開発のベストプラクティス一式が入っている。 H5BP 4で新しくなったものを以下に上げる。
- 改善された Apache圧縮設定
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Apache 2.4は、 FilterProviderシンタックスを変更し、フィルターを適用するかどうか決めるのに論理式を使うようになった。 H5BP 4は、もはや FilterProviderを使っていない。その代わりに、 Apache 2から2.4までと動く、より単純なgzip圧縮設定を使っている。この設定は、H5BP 4 .htaccessファイル内にある。
- HiDPIメディアクエリ
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H5BP 4は、HiDPI (Retina)解像度用のメディアクエリの例を追加した。これは、main.cssの中にある。
- バンドルされるドキュメント
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H5BP 4ディストリビューションには、docフォルダが追加され、その中にH5BPのこのバージョンの全てのドキュメントが入っている。これで確実にオフラインでドキュメントが入手でき、使われている H5BPのバージョンと合ったものである。ドキュメントが一緒になり、ずっと使いやすくなった。 H5BPのベタのダウンロードバージョンは、なくなった。ほとんどのインラインのコメントは、ドキュメントに移ったからである。
- MIT ライセンス
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H5BP 4は、 Unlicense からMITライセンスに変わった。LICENSE.mdにある。これによって、パブリックのドメインにソフトウェアを置くことができない懸念がなくなる。MITライセンスは、OSIで認められているので、OSI公認ライセンスが必要な会社は、無料で H5BPを使えるようになった。
- Normalize.css 1.0.1
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H5BP 4 を使うようにH5BP 4がアップデートされた。もそれ独自のCSSファイル中にある。このために、必要であれば、 normalize.cssをアップデートしたり、除いたりするのがより簡単になった。
- console.log の保護
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H5BPの以前のバージョンでは、 console.log周りのログ関数ラッパーを使っている。ラッパーを使うと、ログの報告されるライン位置が変わってしまったり、コンテキストがなくなったり、使いづらかった。 H5BP 4では、console.logを直接使うことを勧めている。そしてIEの以前のバージョン向けにスタブコードを追加した。このスタブコードは、plugins.jsの中にあり、 jQueryへの依存性は、無い。
- 選択色が中間色に
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ホットピンクだったテキスト選択の色が中間色に変わった。
- 新しいイメージ置換(IR)技法
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H5BPの以前のバージョンでは、色々なIR問題があり、擬似要素を使い、要素の背景を隠さずに、要素の内容を強引に下方へ動かすことで問題を修正してきた。 IE 6/7に対しては、テキストインデントを使って代替した。この新しいIR技法の利点と欠点の詳細は、H5BP GitHub commit #1149にある。
- Codeの浄化
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H5BPは、一貫してHTMLで引用符、そしてCSSのカラー値に１６進を使っている。複数ラインのCSSとJSが使え、インデントに４つのスペースを使っている。閉じたタグと共通の DOCTYPE大文字を使っている。古い style.cssは、main.css と normalize.cssに別れた。 js/libsディレクトリは、js/vendorに名前が変わった。以前の空の scripts.jsは、main.jsに名前が変わった。
- jQuery 1.8.0とModernizr 2.6.1
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H5BP 4では、jQuery 1.8.0 と Modernizr 2.6.1を使うようにアップデートされた。 jQueryの非縮小版も除かれた。ただしこの記事を書いている時点の jQuery と Modernizr の最新版は、jQuery 1.8.1 と Modernizr 2.6.2.である。
更に詳しく知りたければ、H5BP webサイトへ行き、H5BP 5 changelogを読んで欲しい。モバイルデバイス向けのweb開発をしている人は、 Mobile Boilerplateについても読みたくなるだろう。