JetBrainsが改善されたコンパイラ、 Java 8のサポート、Android UIデザイナー、新しい外観、改善された Spring と Play 2.0のサポート、そしてサポートしている言語とフレームワークを跨いだ、数多くの機能向上を行ったIntelliJ IDEA 12をアナウンスした。
毎年新バージョンをリリースすることで顧客を離さないために、JetBrainsは多くの言語とフレームワークをサポートする拡張されたJavaエコシステム向けのIDEである、IntelliJ IDEA 12のリリースをアナウンスした。
改善されたコンパイラ. コンパイラがイクリメンタルビルドが速くなり、メモリのフットプリントも小さくなったのは、以下のお陰である。
- コンパイルタスクをメインIDEのプロセスとは違うプロセスで実行される
- Javaコンパイラは、Java APIコール経由でインプロセスで使われる
- コンパイルはファイルシステムイベントによってトリガーされる
- Eclipse Javaコンパイラとの統合と改善されたエラーハイライトの提供
Java 8. IntelliJ IDEA 12は、Java 8に対応しており、ラムダ式、メソッド参照、デフォルトメソッド用のコード補完機能を持っている。
Android UI Designer. もしIntelliJ 11 がUIプレビューペインを追加したら、このバージョンには、フィーチャ豊かなデザイナー(下に示されているように)によって、開発者はマウスで幾つもの操作を行うことができる。例えばコンポーネントをキャンバスやコンポーネントツリーに追加/移動/削除/コピーできる。デザイナーはまた、全てのレイアウトタイプ、Frame, Linear, Grid など、そして複数のデバイスプロファイルをサポートする。
Spring. JetBrainsのIDEは、更に多くのフレームワークのコード補完機能を提供し、統合、webフロー、MVC, セキュリティ、バッチ、パフォーマンスの向上、ドラッグアンドドロップ依存性ダイアグラムなども提供する。
Play 2.0.Playアプリは、JavaとScalaで作成でき、コード補完、テンプレート、フォーマッタ、リファクタリングなどをサポートする。
新しい外観 IDEは、Darcula(上に見られるように)と呼ばれる新しい完全にカスタマイズできるルックアンドフィールを持っている。
その他
- IDE内からデータベースを定義し、作成できる。
- Cloud Foundry と Cloud BeesのサポートによるJ2EEアプリケーション・サーバー用の改善された管理ツール
- Drools Expertのサポート
- JVM用Cucumber
IDE全般に、様々な機能にたくさんの改善がある。
Jelastic、Javaアプリケーション用のホスティングプロバイダが最近 IntelliJ IDEAプラグインをアップグレードし、開発者は Java, JRuby, Scala, Groovy、ColdFusion/CFMLアプリを作成し、それらをPaaSにデプロイできるようになった。彼らが宣伝しているのは、オンデマンドの垂直的スケーラビリティにより リソースが不要の時は規模縮小できること、ゼロ・ロックイン、すなわちアプリは特殊なコードを持たないこと、そして使っただけ払うことだ。
Jelasticは Maven, Ant, Hudson 、Jenkinsのようなビルドシステムに統合されている。また Eclipseプラグインもある。