IBMとOpscodeはIBMユーザへのChefの普及に協力して取り組む。ChefはOpscodeのインフラ自動化プラットフォームだ。さらにMicrosoftも 同社のクラウドサービスAzure の自動化支援でOpscodeと協業する。
ChefはAIXオペレーティングシステムを新たにサポートすることで,企業の所有するAIXベースのインフラ自動化を実現する。一方のIBMは同社 IBM SmartCloud でもChefサーバをサポートして,エンタープライズシステムにおけるChefのサポートを強化する予定だ。さらに両社は,WebSphere Application Server 用の開発手引き書(クックブック)を共同で作成している。
IBMとのコラボレーションに加えて,OpscodeはMicrosoft Open Technologies との協業も 発表している。両社は現在,Microsoft Azureを自動化するための一連のChefクックブックを開発中である。最初のクックブックは,Windows Azure上の Drupal と WordPress セットアップの自動化に関するものになる予定だ。
IBMでSmartCloud Foundationの副社長を務める Moe Abdula 氏は,製品統合のコラボレーション とChefコミュニティのコンテントによって,IBMはクラウドのメリットを最大限に活用したエンタープライズビジネス用の包括的ソリューションを提供することが可能になる,と語っている。
Panos Papadomitsos 氏は Chef cookbook for Azure を製作して,Windows Azure Linuxエージェントのインストールと設定を取り上げるとともに,azure と cloud メッシュ全体をカバーするOhai プラグインも提供している。サポート対象はUbuntuとCentOS 6だ。