Googleは2014年版のGoogle I/Oアプリのソースコードを先日公開した。この主な目的は、多くのAndroidアプリの本質的な機能と、同じような機能のアプリにカスタマイズ可能なテンプレートを含む、Androidアプリ設計と開発のベストプラクティスの現実的な例を提供することである。
Google I/Oアプリの設計は、Google I/Oカンファレンスの参加者とリモートの人たちの両方をナビゲートできるようになっており、完全なカンファレンスのアジェンダに加えて、パーソナライズされたスケジュールを作成することができるようになっている。
I/Oアプリプロジェクトの技術リードであるBruno Oliveira氏は、アプリは多くのAndroidアプリのための便利な機能をどのように実装するかを幅広く示していると言う。たとえば:
- フラグメントとローダー
- サービス
- ブロードキャストレシーバー
- アラームと通知
- SQLiteデータベース
- コンテンツプロバイダ
- アクションバーとNavigation Drawer
これに加えて、I/Oアプリのソースコードは、Google Drive APIからGoogle Cloud Messagingを含むGoogle製品とサービスをどのように統合するかを示すソースコードが含まれている。アプリはmaterial designアプローチ, Android L Preview API, Android Wearといった、Googleが2014 Google I/O conferenceで発表した新しい技術の例を提供する。
アプリは、再利用可能なスニペットのソース、同様のアプリへのテンプレート、そして学習ツールとして開発者コミュニティで有用だ。Oliveira氏曰く、他のカンファレンス向けにソースコードを再利用とカスタマイズのプロセスをシンプルにするために努力しており、2014 Google I/Oアプリは、あらゆるWebサーバーでホストすることができ、特定のAPIのサーバーが必要でないプレーンJSONファイルをベースとした同期アダプターを使用している。
ソースコードはまた、ユーザーのGoogleドライブアカウントのアプリケーションデータフォルダにユーザーデータをストアして、複数デバイス間で同期を維持する方法と、データが常に最新かを確認して、必要な時に同期を実行するGoogle Cloud Messagingの使い方を示している。
今後数週間以内にGoogleは、アプリ開発プロセスをいくつかの洞察によって支援するため、ソースコードに関するより詳細情報な技術記事をいくつかの投稿する予定だ。