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第11回アジャイル実態調査開始

原文(投稿日:2016/08/26)へのリンク

第11回のアジャイル実態調査が、2016年10月7日まで実施される。世界的なアジャイルの採用について探るための調査だ。

毎年、何千という人々がアジャイル実態調査に関心を抱いています。これはソフトウェアプロフェッショナルを対象に、アジャイルの動向、ベストプラクティスや教訓に深い洞察を提供することによって、彼らのアジャイルトランスフォーメーションの成功を支援するものです。世界で最も規模が大きく、最も長く実施されており、最も広く引用されているアジャイル調査となりました!

VersionOneは、2016年8月に第11回の実施を発表した。CEOで共同創設者であるRobert Holler氏は、調査がカバーするトピックについて言及した。

アジャイル実践者がこの調査を受け、アジャイルのメリット、アジャイル拡張のアドバイス、アジャイルトランスフォーメーションを成功させる教訓など、広範囲に及ぶトピックについて意見を交わすよう奨励しています。

2016年4月に公開された第10回アジャイル実態調査では、アジャイルの採用に見られるいくつかの動向が示されていた。その1つは、アジャイルの採用で最も困難なことに依然として文化が挙げられているということだ。

昨年と同じく回答者は、組織の文化と、変化に対する一般的な抵抗がアジャイルの採用を進めるのに最大の障壁となっていると述べています。組織の文化に関する懸念は2014年の44%から2015年の55%と上昇しており、変化に対する一般的な抵抗に関する懸念については2014年の34%から2015年の42%と上昇している。

InfoQのGrowing Agile… Not Scalingという記事で Andrea Tomasini氏とDhaval Panchal氏は、文化を変えることは厳しいものとなりえるが、実行可能であると主張している。

文化を変えることはどの組織にとっても困難ではありますが、何をすべきかを理解すること、また、現在の戦略をサポートするために正しい状況を作り出すにはどこに向かって変化するべきかを共に計画するのに役立つアプローチやツールは存在しています。こうすることによってのみ変化は止まり、それを統治している機関ではなく組織の人々のものとなるのです。

彼らは、文化を変えるときに何を維持していたいかを明確にすること、というアドバイスを述べている。

企業が自分たちの文化に対してかなり強い一体感を持つ傾向があるなら、存在している文化から何を維持するかも確認することが重要です。未来に価値をもたらすのです。これは人々にとても重要なメッセージを送ります。”このあたりで間違ったことをしています”というのではなく、”このあたりで素晴らしいことをしています。もっと良くする選択肢もあるのです。”

Lee Cunningham氏はレポートの著者の1人であるのだが、第10回アジャイル実態調査でいくつかの動向が見えると指摘した。その1つに、IT以外でのアジャイル採用がある。

単なるソフトウェア開発から組織の他の領域まで、アジャイルプラクティスの広がりは起こり始めています。アジャイルマーケティング、アジャジル人事は最近認識された領域です。

今年のはじめ、マーケティングとコミュニケーションのプロフェッショナルでアジャイルの知識を交換するため、アジャイルコンソーシアムがマーケティングコミュニケーションの章をローンチした。最近のアジャイルマーケティング調査ではマーケティングにおけるアジャイルの採用が示されている。

サーベイから、多くのマーケティングチームがアジャイル手法を「部分的に」受け入れていることがわかる。マーケティング担当者の過半数がアジャイルを部分的に受け入れており、完全に受け入れているのは21%、まったく受け入れいていないのは7%だった。

年次アジャイル実態調査の参加者は、入手可能になり次第、調査の新刊見本を受領する。

 
 

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