Android Studio 2.2がリリースされた。設計、開発、ビルド、テストと、開発フェーズ全体にわたって改善されている。新しいConstraint Layout、Layout Editor、Firebaseプラグイン、コードサンプルブラウザ、Java 8サポート、OpenJDK、GPUデバッガーなどが含まれる。
設計
- Constraint Layout –
RelativeLayout
と似ているが、Layout Editorでの作業がさらに柔軟かつ簡単になる。入れ子にすることなく、複雑なレイアウトを作成するのに役立つ。 - Layout Editor – アプリケーションのレイアウトをドラッグ&ドロップで設計するためのUIツール。プロパティエディタも含まれる。
- 実験的なLayout Inspector – 現在のビュー階層のスナップショットを作成するのに使われる。レイアウトが期待通りに表示されるか判断するために、エミュレータや実機で実行できる。
開発
- Firebaseサービス – AdMob、Analytics、Authentication、Notificationsといった機能を、既存あるいは新規のアプリケーションに簡単に統合できる。
- コードサンプルブラウザ – 変数、メソッド、型がどのように使われているかを示すサンプルコードをGitHubで見つける。
- コード分析とLintチェックの改善 – 260のAndroid Lintとコードインスペクションが含まれる。Java 8チェックとクロスファイル分析も含まれる。
- IntelliJ 2016.1.3ベースのIDE
ビルド
- Jackコンパイラツールチェーンはアノテーション処理をサポートし、インクリメンタルビルドを行う。
- 多数のJava 8言語機能がサポートされる。ラムダ式、型アノテーション、インターフェイスメソッド、メソッド参照などが含まれる。
- 統合マニフェストビューア – マニフェストが依存関係によってどのように統合されるかを調べるのに使われる。
- 実験的なビルドキャッシュ – ビルド時間を改善するために、以前のビルド(別のプロジェクトでも)で生成されたファイルとディレクトリを保存し、再利用する。
- OpenJDKがAndroid Studioにバンドルされるようになる。望むなら別のJDKを使うこともできる。
テスト
- Espressoテストレコーダー (Beta) – UIとのインタラクションを記録して、ローカルあるいはFirebase上のEspressoテストで再生する。
- GPUデバッガー (Beta) – OpenGL ESアプリケーションをデバッグするのに使われる。
- APK Analyzer – APKにおける各種コンポーネントのサイズ情報を提供する。
Android Studio 2.2には、安定性のための修正とパフォーマンス改善も含まれる。新機能の詳細については、リリースノートを読むことをおすすめする。
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