今年のJavaOneは、カンファレンスの5日間、4つの部屋のセッションがライブストリーミングされ、放送直後にプレゼンテーションが公開されるようになった。
TerracottaのEHCacheチームのHenri Tremblay氏による「Learn Java 8: Lambdas and Functional Programming」では、Java 5とジェネリクスから、Java 7での構文単純化、Java 8でのLambdaとNashornによるJavaScriptサポートまで、Javaの進化をまとめた。ライブコーディングの伝統に従い、多くの回答がライブコーディングで行われた。
CouchbaseのArun Gupta氏は「Docker for Java Developers」について説明した。ビルド、シップ、ランというDockerのミッションから始まり、docs.docker.comの画像を示して、DockerベースのコンテナをHypervisor上の通常の仮想マシン(VM)と比較した。そしてDocker Toolboxについて詳しく説明し、swarmモードとローリングアップデートに関する情報も提供した。
オープンソースに関するプレゼンテーションもいくつかあった。ひとつはSalesforceのJames Ward氏による「Managing Open Source Contributions in Large Organizations」だ。Ward氏は、なぜオープンソースなのか、オープンソースにまつわる懸念、そして懸念を和らげる戦略、もっともよく見られる「何もしない」ことについて説明した。
TwitterのエンジニアRamki Ramakrishna氏、Alex Wiltschko氏、Jianqiao Liu氏は「Automated Tuning of the JVM with Bayesian Optimization」というプレゼンテーションを行った。Ramakrishna氏がまず、JVMチューニング問題について紹介し、調整可能なスイッチが800ほどあることを説明した。それらの多くは、ハードウェアに依存していたり、互いに依存しているという。800のスイッチのうち、およそ250がパフォーマンスに影響を与える。Ramakrishna氏は、パフォーマンスチューニングについて、いかに連続的である必要があるか、提案をしてくれる「ブラックボックス・チューニングアシスタント」の必要性について語った。次にWiltschko氏は、ブラックボックス最適化に対する機械学習アプローチ、ベイズ最適化について語った。また、下に示すような一次元のチューニング例について紹介した。
次に、Liu氏がJVMパフォーマンスのチューニングについて語った。そして最後に、Ramakrishna氏が知見をまとめた。
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