AWS Mobile Hubは、サーバーレスアプリのバックエンドのプロビジョニングを簡単化し、サインインと認証オプションを改善する3つの新機能を導入した。
AWS Lambdaベースのクラウドロジックコンポーネントによる導入以来、サーバーレスバックエンドはAWS Mobile Hubによってサポートされている。クラウドロジックを使うことで、開発者は既存のAWS Lambda関数をモバイルアプリと統合できるだけでなく、新しいAWS Lambda関数とAmazon API Gatewayエンドポイントを作成してスケーラブルなAPIを通じて公開することができる。Amazonによると、この新機能はAWS Identity and Access Managementとシームレスに統合され、IAMロールを作成して認証されたユーザーだけがAPIを使えるようにできるという。
それに加えて、AWS Mobile Hubはサインインのオプションを追加した。これには、メールとパスワード認証(サインアップ/サインインとパスワード復旧プロセス、マルチファクター認証などのためのすぐに使えるフローを含む)とSAML準拠の認証プロバイダのサポートが含まれる。これまでは、Facebookもしくはカスタムのアイデンティティシステムによる認証しかサポートしていなかった。
AWS Mobile Hubは統合コンソールを提供するためのツールだ。開発者は、Amazon S3が提供するデータストレージ、Amazon Simple Notification Serviceが提供するノーティフィケーション、Amazon Mobile Analyticsが提供するアナリティクスなど、モバイルアプリで利用したいAWSによる高度な機能を選択することができる。開発者が機能を選択すると、AWS Mobile Hubは必要なサービスを統合し、AWS Mobile Hub内ですぐに構築、テスト、監視できるiOSもしくはAndroid用のサンプルアプリを生成する。AWS Mobile Hub自体はフリーで利用でき、開発者にはAWSサービスの利用料が請求される。
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