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JavaOne期間中にマイクロプロファイルグループはディスカッションパネルイベントを開催した

原文(投稿日:2016/09/26)へのリンク

2016年9月22日、マイクロプロファイルグループはランチパネルイベントをサンフランシスコで開催した。 戦略について現在の、そして将来の状況を議論するためだ。JavaOneの一部ではないが、カンファレンスと日時、場所が一致したことでJavaOne参加者がこれに簡単に参加できることとなった。 パネルはレッドハットとPayara、SouJava、Tomitribe、IBM、LJCからの代表を含んでいる。マイクロサービスのようなムーブメントがどのようにJava開発の未来を作り直すのかについて考えをめぐらせた。

パネルはマイクロプロファイルの現在の状況についての声明で始まった。初めての安定バージョンのリリースとなった新しいマイルストーンを強調した。これは聴衆からの戦略の時期についての一連の質問を導いた。パネルはより小さなプロファイルが実際にJava EEのバージョン6や7に含まれることへの考慮を聴衆に思い出させた。 しかし当時はコンセプトがそこから標準を作り出すほど十分明瞭に考慮されなかったので、放棄された。彼らはそれからReza Rahman氏を賞賛することに取りかかった。 Java EEガーディアンズを作ったことに対するものだ。これがマイクロプロファイルの戦略を始めるために必要な議論へのトリガーとなった。

Members of the Microprofile panel held during JavaOne
左から右に、Rich Sharples氏(立っている)、氏はレッドハットの製品管理シニアディレクタである。Mike Croft氏、氏はPayaraのサポート責任者である。Michael Nascimento Santos氏、SouJava代表でJavaチャンピオンである(SouJava会長のBruno Souza氏の代わりだ)。John Clingan氏、レッドハットの製品管理シニアプリンシパルである。David Blevins氏、Tomitribeの創始者でCEOである。Kevin Sutter氏、IBMのJava EEとJPAアーキテクトである。Alex Theedom氏、ロンドンJavaコミュニティ代表でシニアJava開発者である。

マイクロプロファイルの次のステップもまた議論された。短期的には、グループは現在のフォーマットを正式なものとするためにJSRの作成を考慮している。また次に開発する機能の優先順位をつける過程にある。この優先順位をつける過程は公開しており、興味を持った団体はどこでも簡単にGoogleグループに加わり、議論に入って検討することができる。開発の順序に関係なく、マイクロプロファイルのワークグループが確信していることは、異なるコントリビュータすべてが一度にある機能の作業をするために協調するであろうということだ。そのことは、新しい機能の開発をより加速する。これはJava EEが通常開発される方法と逆である。そこでは、異なるJEPのコントリビュータが、Java EEの新しいバージョンが一般に出荷されるとき同時に利用可能となるすべての機能に対して通常独立して作業しているからだ。

より長い期間についての質問は進行しているマイクロプロファイルと他のJava進化プロセス、とくにJava EEとの関係についての議論に至った。パネリストはマイクロプロファイルはJava EEを代表とする標準化作業の分岐を意味しないという事実を断固主張した。むしろこれら標準に対してより早くアイデアを供給する方法であると主張した。パネリストはイノベーションと研究に焦点を当てた正式な本体を作成するためにJCPそれ自身のアイデアが拡張されるという考えをもめぐらせた。しかし現在のところそれは明確になっておらず、さらなる議論が必要だろう。

最後に、オラクルがJava EEに昨年払った注力の欠如へ参考となることに思えることにおいて、マイクロプロファイルのメンバーは特定のベンダーによってではなくベンダー中立の団体が所有するようにマイクロプロファイルにおける知的所有権の必要性を強調した。これは ベンダーの商業戦略における変化が一般的なコミュニティの活動に影響しないことを確かめるためだ。もしくは、David Blevins氏が述べたように、“マイクロプロファイルは膨らみ中止しているプロジェクトが1つか2つあっても持ちこたえることができる。”である。

オラクルは、パネルの中にいないことを聴衆の中の何人かのメンバーに批判された。 オープニングキーノートにおけるAnil Gaur氏のメッセージが強調された聴衆の中にオラクルの従業員は座っていたのだけれども。そのメッセージはオラクルはJava EEのロードマップを持っており、その生存と進化に興味を持っている、ということだ。彼はまた、オラクルはいつも批判される企業であるけれども、マイクロプロファイルはクラウド領域に生きる戦略であり、そして最も大きなクラウドプロバイダは、アマゾンとグーグルであるが、ともにパネルの参加者ではなかった事実を強調した。

 
 

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