キーノートスピーカー、ベストセラー作家で、仕事の新たな世界を探求する世界最先端の考える組織のグローバルイノベーション協議会「The Future of Work Community」の共同創設者でもあるJacob Morgan氏が、コニカミノルタとともにセミナーを開き、未来の職場と、テクノロジーが従業員の体験にどのような影響を及ぼすかについて議論した。
Morgan氏は従業員の体験を「従業員の期待・ニーズ・欲求と、彼らの期待・ニーズ・欲求の組織設計とが交わるところ」と定義する。彼によると、テクノロジーとは、従業員の体験すべてに影響を及ぼし、それを形作る3つのベクトル、いわゆる環境のひとつである。環境には他に、文化的環境と物理的環境がある。
テクノロジーに関して、250を超える組織に対するMorgan氏の研究によると、従業員が気にしており、勤める組織で最も重んじていることが3つある。
- テクノロジーは平等の原則にしたがって、全員が利用できなくてはならない。小さなグループからはじめても構わないが、他の人がそれを導入するのを妨げてはいけない。
- テクノロジーはコンシューマー向けであり、個人の生活に取り入れたいと思うほどすばらしいものであるべきだ。
- テクノロジーに関する決定は、ビジネス要件ではなく、もっと従業員のニーズを考慮するべきだ。
テクノロジーは、Morganが著書The Future of Workで、仕事の未来を形作るものとして説明した5つのトレンドにも登場している。
- 新しい行動: ソーシャルメディアとWebによって形作られる
- テクノロジー: クラウド、コラボレーション技術、ビッグデータ、IoTへのシフト
- ミレニアム労働力: 新しい態度、期待、働き方
- モビリティ: いつでも、どこでも、どんなデバイスでも動く
- グローバリゼーション: 境界がない
そのプレゼンテーションは、次のようなアドバイスで終わった。組織を、工場のようではなく、もっと研究所のように考えて、プロセス駆動、直線的、恐れのカルチャーといった行動をダイナミックな行動に置き換え、失敗を受け入れ、実験を行おう。
セミナーのコンテンツはここにある。
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