Netflixは、HTTPインタラクションを記録、再生、スタブするオープンソースライブラリ、Polly.JSのリリースを発表した。
PollyはネイティブブラウザAPIを利用して、最小限の設定でリクエストとレスポンスをモックし、開発者にHTTPリクエストを管理する仕組みを提供する。
Netflixチームは、フィクスチャとファクトリをAPIと同等に保つことが難しいことに気づき、それがPollyの開発へとつながった。Pollyは柔軟性のあるやり方で、サーバーレスポンスを記録、管理する。例えば、テスト実行中のHTTPインタラクションを記録・再生して、アプリケーションの正確性を検証することや、リクエストとレスポンスをキャプチャして、アプリケーション状態に対する変更をシミュレートすることが可能だ。
PollyはFetchリクエストとXHRリクエストの両方をサポートし、MochaとQUnitのためのテストヘルパーを提供する。開発者は、イベントを傍受、変更、追加したり、変更を加えてリクエスト応答時間を加速または減速することもできる。
PollyによるHTTPインタラクションの記録は、ディスクやブラウザ内のローカルストレージにHTTP Archive (HAR)形式で保存できる。
現在のところ、「Evergreen」ブラウザ（主要なブラウザの最新リリース）をサポートしている。Internet Explorer 11のサポートは、コミュニティのフィードバックをもとに現在開発中だ。
また、JestやInternといった他のテスティングフレームワークをサポートするために、Pollyチームはライブラリ動作をIsomorphicにすることに取り組んでいる。現在、テストはWebブラウザ内動作に限られている。
Polly.JSはApache 2ライセンスのもと利用できる。彼らはGitHub経由でのコントリビューションを歓迎している。これからコントリビューションをしようとする人は、ガイドラインを読むことを推奨する。
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