Norm Kerth氏が提案した(source)「ふりかえり(retrospective)」の最初の定義は、3日間のオフサイトミーティングだった。それ以来、アジャイルコミュニティはあらゆるイテレーション(source)にそのプラクティスを適用してきた。アジャイルレトロスペクティブズ(source)は5つのフェーズをカバーするが、時間についての具体的なガイダンスはない。最近の彼女の記事「レトロスペクティブズによる開発プロセスのリファクタリング」(source)で、Rachel Davies氏は週に30分のレビューを提案する。私が見た多くのチームは、「ふりかえり」を最小限の時間(せいぜい15分程度)しか行わない傾向がある。どれくらい「ふりかえり」を行うのが効率的か?
Esther Derby氏とDiana Larson氏は、アジャイルレトロスペクティブズ(source)の中で、以下のフェーズをカバーする各「ふりかえり」について述べている。
- ステージを設定する
- データを収集する
- 見識を生み出す
- 何をするか決定する
- 「ふりかえり」を終える
彼らはそれぞれのフェーズで効率的に利用できる、いくつかの異なるプラクティスを提示する(データを収集するための喜、怒、哀など)。しかしすべてのフェーズを実施するには、1時間以上(おそらくは2時間以上)かかる。もし1~2週間のイテレーションで、それぞれのイテレーションの終わりに2時間の「ふりかえり」に参加したいと思うだろうか?
Rachel Davies氏の記事(source)で、彼女は毎週30分のレビューを提案する。
タイミングのおおよその指針として、チームは週に30分の「ふりかえり」を必要とする。そしてこの方式を利用すると月に2時間、数ヶ月の作業で1日の「ふりかえり」が可能となる。
これは月に1度の「ふりかえり」を行わなければならないということだろうか?あるいは1~2週間のイテレーションのそれぞれで、30分と1時間の「ふりかえり」を行わなければならないということだろうか?また短時間の「ふりかえり」にすべてのフェーズを納めるにはどうすればよいだろうか?
最後に、現場の多くのチームのプラクティスは、すべてのフェーズを実施しない、15~30分の「ふりかえり」だ。彼らはこのプラクティスからほとんど価値を得ず、結局はそれをやめるか、習慣としてそれを行う。
そんな、さまざまなアドバイスやプラクティスのうち、何が最も効率的か?あなたの経験はどうだろうか?定期的に「ふりかえり」を行っているだろうか?もしそうなら、どれくらい行っているだろうか?それらは効率的だろうか?それとも無駄が多いだろうか?
原文はこちらです:http://www.infoq.com/news/2007/11/retrospective-length