MicrosoftはParallel Extensions to the .NET Framework June 2008 CTP(source)をリリースした。これはCTPの第二弾リリースであり、最初のリリースは2007年11月29日である。 Microsoftによると、Parallel Extensionsは以下のとおりである。
データの並行処理、タスクの並行処理および並行ハードウェアを調整するための管理プログラミングであり、共通のワークスケジューラーで一元管理されている。
どのように役立つのか?
Parallel Extensionsはこんにちの並行プログラミングモデルにおける大量の複雑性に対処する必要なしに、コアやプロセッサーの数が増加するにつれて、 デベロッパが並列ハードウェアを利用するためにスケールするプログラムの記述を簡単におこなえるようにする。
June 2008 CTPには、とりわけ以下のような機能向上がある。
Coordination Data Structuresと呼ばれる新しいAPIで、複数のプロセッサによる読み取りや書き込みを同期させたり、調整する。このAPIはPLINQおよび Task Parallel Libraryにより内部的に使用されており、今は外部的に利用可能になった。
将来必要になるパフォーマンスの拡張可能性を提供する、新しいランタイムスケジューラーがある。ランタイムスケジューラーはオペレーティングシステムにお いて、またParallel Extensionsのようなフレームワークにおいて不可欠な部分であり、 ほぼ確実にユーザフィードバックに基づいて最適化される必要がある。
Parallel.DoではなくParallel.InvokeのようなPLINQに対するさまざまな修正がある。
Parallel Extensionsフレームワーク(source)は、Windows Server 2003、VistaおよびXPでサポートされている。開発には、.NET Framework 3.5は対応するコードおよびVisual Studio 2008を実行する必要がある。
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