Microsoftが、様々な言語でテストを実行し、診断データを収集し、結果を報告するのに使われるVisual Studio Test Platform (VS Test) をオープンソース化した。
VS TestはVisual Studioと.NET Core Toolsの一部に統合されている。VS Testを使うと、複数のコアで並列に、テストを検出・実行することができる。これは拡張可能なプラットフォームで、任意の言語 (C#、C++、JavaScript、Pythonなど)で書いたテストを、NUnit、xUnit、Google Tests、Jasmine、Karmaなどの様々なテストフレームワークで動かせる。Visual Studio Marketplaceには、様々なテストフレームワークのための25のフリーのアダプタが含まれており、必要に応じて他のアダプタも作成可能だ。Cloud Developer Services担当VPであるBrian Harry氏によると、Microsoftが今年後半にオープンソースで公開予定のアダプタによって、MS Test V2がサポートされるという。
VS Testには4つの主要コンポーネントが含まれている。
- テストランナー – 実行すべきテストに関して記述した設定(言語ランタイム、ハードウェアアーキテクチャ、使用テストフレームワークなど)を持つテストコンテナを受け取るコマンドラインプロセス。テストランナーがプラットフォームが使う他のプロセスを生成する。
- テスト実行ホスト – テストコンテナをロードして、テストを実行するプロセス。
- データコレクタホスト – テスト実行データリスナーを含むプロセス。
- IDE/エディタ – 開発者がテスト実行をトリガーするために使うツール。
コンポーネントとそれらの関係を次の図に示す。
Microsoftは現在、ランナーと実行ホストプロセスをオープンソース化している。数ヶ月かけて、プラットフォームの他の部分のコードも公開される予定だ。ロードマップには、データ収集インフラストラクチャのオープンソース化、IDEとの通信に使うプロトコル、UWPアプリケーションのサポート追加、様々なテストフレームワークとのCLI統合設定機能が含まれている。
Rate this Article
- Editor Review
- Chief Editor Action