先日、Amazon社が、Storage Browser for Amazon S3のアルファ版リリースを発表した。同リリースでは、シンプルなインターフェースが提供され、エンドユーザーがS3に保存されたデータにアクセスできるようになる。このプロジェクトはAWS Amplify JavaScriptとReactクライアントライブラリで利用可能だ。
Storage BrowserはAmplify UI Reactのオープンソースコンポーネントで、顧客がウェブアプリケーションに追加すると、シンプルなインターフェースが提供され、エンドユーザーがS3に保存されたデータにアクセスできるようになる。この新しいインターフェイスを使用することで、開発者は承認されたエンドユーザーに、アプリケーションのバケットからのデータの閲覧、ダウンロード、アップロード権限を付与できる。
出典:GitHub Pages プロジェクトサイト
AWSのEMEAチーフエバンジェリストであるDanilo Poccia氏は、新規プロジェクトの特徴を以下のようにまとめている。
今回の新規プロジェクトは、Webアプリケーションに追加することで、エンドユーザーがシンプルなインターフェイスでS3に保存されたデータにアクセス可能になるAmplify UI Reactのオープンソースコンポーネントです。このコンポーネントは、新しいListCallerAccessGrants APIを使用しており、S3 Access Grantsの定義するアクセス可能なS3バケット、プレフィックス、オブジェクトの全てが一覧表示されます。
GitHubのドキュメントによると、Storage Browser for S3は、npm経由、または、@aws-amplify/ui-react-storageやaws-amplifyパッケージのタグ付きバージョンを使ったインストールができる。以下の依存関係をpackage.jsonファイルに追加する必要がある。