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プラットフォーム・エンジニアリングによる開発者エクスペリエンス向上

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原文リンク(2024-09-30)

 

ここ数年でプラットフォーム・エンジニアリングがホットなトピックになっている。過去10年間にわたり、NetflixやSpotify、Googleがプラットフォームの構築や「ゴールデンパス」の作成、開発者エクスペリエンスの醸成に注力してきたことで先駆者となったが、現在では多くの組織が意図的に組織内開発者プラットフォームを構築し、それに倣おうとしている。スピード、安全性、効率性をもってソフトウェアを提供する必要性が、内部顧客である開発者を中心に据え、「プロダクトとして」設計されたプラットフォームの台頭を促した。

このInfoQ emagでは、効果的なプラットフォームを構築し、卓越した開発者エクスペリエンスをデリバリーするために、プラットフォーム・エンジニアをインスパイアおよびガイドすることを目指している。

このeMagの内容:

"開発者エクスペリエンスの醸成: プラットフォーム・チームの構築から得た実践的洞察"、著者:Andy Burgin氏。開発者エクスペリエンス(DevEx)は単純な生産性を超えて、使いやすさ、コラボレーション、ユーザーの共感といったプラットフォームの側面を包括する。Burgin氏は、ソフトウェアデリバリーの問題は「ツール化の問題ではなく、多くの場合、人の問題」であると主張する。プラットフォームは開発者が「左シフト」することを支援し、負担や使われないシェルフウェアになるのではなく、純粋に開発者に力を与えるものでなければならない。

"A+プラットフォーム構築の3つのA: 加速、自律性、説明責任"、著者:Smruti Patel氏。プラットフォーム・エンジニアリングはシステムのシステムに関するものだ-その存在の目的と「なぜ」から始まり、それを構築し、運用し、使用する人々、そしてそれを消費し、強化し、活用するエコシステムまでを含む。Patel氏は成功するプラットフォームは開発者やその他ユーザーに高い自律性を与えると主張する。プラットフォーム・エンジニアはプラットフォームが提供するものについて意図的である必要があり、正しいことをするのは簡単に行えるように、間違ったことをするのは難しくするべきである。

"共感によるより良いプラットフォームの構築"、著者:David Stenglein氏。エンジニアはお客さま中心のアプローチを促進するために「製品としてのプラットフォーム」を構築すべきである。Stenglein氏は組織内ユーザーにはしばしば選択の機会があり、プラットフォームが彼らのニーズを満たさない場合、シャドーITに頼る可能性があると述べている。オープンなコミュニケーションと積極的な傾聴を通じてモデル化された共感文化の構築は、プラットフォーム構築者にユーザーの真のニーズを理解する力を与え、組織のあらゆるレベルからリーダーシップを育む。

"ランタイムとしてのプラットフォーム-プラットフォーム・エンジニアリングの次のステップ"、著者:Aviran Mordo氏。プラットフォームは、標準化された開発プラクティスを促進することで、組織の拡張性を高める。例えば方法論、ツール、ベストプラクティスを体系化することで、チーム間の一貫性が確保される。「ランタイムとしてのプラットフォーム」を進化させることで、Wix はマイクロサービスのリソース使用量を削減し、アプリケーション・ライフサイクルと切り離された独自のライフサイクルで単一のプラットフォームバージョンを管理できるようになった。

"仮想パネル:プラットフォーム・エンジニアリングによる優れた開発者エクスペリエンスのデリバリー"、司会:Ben Linders氏、パネリスト:Aviran Mordo氏、Jemma Hussein Allen氏、Ana Petkovska氏、Andy Burgin氏。プラットフォームは、開発者がインフラストラクチャコンポーネントの作成や非機能要件の実装ではなく、ビジネス・ロジックや製品機能のコーディングに集中し、より多くの時間を費やせるようにすべきである。パネリストは、開発者と密接に協力して彼らの仕事をより良くするものを構築し、そのインパクトを開発者アンケート、採用速度、DORAのメトリクスにより測定することを提案している。

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