それはクラウドの登場によるものか、ビジネスモデルがよりよいものだとすれば単に望まれたものなのか、ソフトウェアライセンスはサブスクリプションベースのシステムに移ってきた。Visual Studioファミリーの場合も、Visual Studio Online (VSO)とTeam Foundation Serverを通じて同じ現象が起きている。MicrosoftのBrian Harry氏は、顧客のフィードバックによって、これらのプログラムの価格を変更したと紹介した。
これらの変更は交互のスケジュールで実施されており、TFSの価格はTFS 2015がリリースされた時に行われ、VS Onlineは次の4-6週間後に実施される。
最初の変更はリリース管理で、プロセッサ/環境ごとの価格設定から、ユーザーごとに近い価格へに変更される。このゴールは、開発チームが複数の仮想マシンを動作させることによって起こる価格の複雑さを排除することである。この価格は、2015年1月1日から変更されるが、Harry氏は新しい価格がどのようになるかの最終的な詳細は見せていない。
1月からすべてのVSOユーザーがライセンスの購入なしにテストを実行できるようになる。テストセットの管理とMicrosoft Test Managerの全機能を使いたい場合は、上位のライセンスが必要になるが、追加コストなしでテスターの編入を容易にする。TFS2015はクライアントアクセスライセンスでテストを実行することができる。
クラウドアプリケーションの負荷テストに対する既存の価格構造が削減され、今後数週間で以下の変更が段階的に導入される。VSO Cloud Load Testingユーザーは、以前の月15,000仮想ユーザー分(Virtual User Minutes)と比べて20,000仮想ユーザー分で開始される。追加の分は20,0001-2Mが分ごとに$0.0004、2M+1から10Mが$0.002、10M以上は一律$0.0001という階層構造でチャージされる。VSOビルドサービスは同様に月60分までが無料で、1時間を越えた分ごとに減額されたレートで開始される。
現在のVisual Studio Online Professionalライセンスにある10ユーザー制限は削除され、大規模開発チームはMSDNメンバーシップを使うというMicrosoftの以前の選択を排除した。最後にこれらすべての変更は、クラウドロードテストとビルドサービスに月々の支払い制限を設定することができ、プロセス超過による予想以上の請求の可能性からユーザーを保護する。