先週のwired.comの記事に掲載されていた、”マイクロソフトの大黒柱を傾けることがAdobeの次の動きとなるかもしれない”という一文はOffice Suiteの分野における彼らの意図と可能性について多くの推論と論議をもたらしている。
そこでwired.comはプラットフォームエヴァンゲリズムのAdobeグループマネージャーのMike Downey氏を直撃した。
”まだオフィス用ソフトウェア市場に乗り込む意思表示はしていないが私達がデスクトップとブラウザ両方で作動する優れたアプリケーションの作成を簡単にするプラットフォームを構築したのを考えてみるとその可能性があってもおかしくはないだろう。”
ほとんどの推論はBuzzwordのようなAdobe AIRプラットフォーム上で開発されたサードパーティアプリケーションに集まっている。(Buzzwordに関する情報はwiredの記事に参照: Buzzword:Web-Based Office Docs Never Looked So Good) もう一つの会社、SlideRocketは同様にAIRを使ってPowerpointの競合ソフトを開発している。
金曜日に行われたCNETNews.comのインタビューでDowney氏は自身の意見を述べた。
私達の最優先の目標は開発者達が優れたウェブベースのアプリケーションを作るのを可能にするためのプラットフォームを作ることだ。”とDowney氏は述べている。"AIRは強靭でパワフルなこの種のウェブアプリケーションを作るのに理想的なプラットフォームである。”
Adobeは プラットフォームを進化させるであろうAdobe AIRを使って作られた優れたアプリケーションを見たいという動機を持っている。
Adobeはこれらのアプリケーションを作る会社に投資してきたがそれは全ての推論を支えるということになるだろう。
CNET News.comはAdobeがAIRのプラットフォームを言うまでもなく活用することを強調している。
同時にAdobeはMicrosoft Officeのオンラインでの代用物と成り得る洗練されたウェブアプリケーションを書くためのスタートアップを促進している。AdobeはVirtual Ubiquityの投資家であり、またAdobe Flexディベロップメントツールで作られた優れたオンラインワードプロセッサを書いている会社なの だ。BuzzwordというアプリケーションはFlash上でもAIR上でも作動する。
またAdobeは現在ある製品ラインでAIRを活用するであろう。プラットフォームとその用途は進化しつづけるにつれて妥当なものにしてもそうでないものにしても、この種の推論を目にすることはこの先もつづくだろう。
”私達がAIRを開発した最大の理由の一つはAdobeが新しいアプリケーションを作る技術を欲しがっているからだ。”とDowney氏は述べている。