AdobeのエンジニアTinic Uro氏が更に詳しい技術内容を述べている。
- ISO 14496-12のパーツを組み込んだファイルフォーマットパーサ。これがかなり制限されたMPEG-4、3GPとQuick Time ムービーサポートの部分集合であることがわかるかもしれない。
- 3GPP timed text specification 3GPP TS 26.245.のサポート。 本質的にこれは3GPファイル内での標準化サブタイトルフォーマットである。
- iTunesがメタデータを保管するID3同等の'ilst'分子の部分的パースサポート。このフォーマットに関する標準仕様は何もないがこれはiTunesの偏在理論から来た、どちらかといえばデファクトスタンダードなのである。
- Base、Mainline、そしてHighプロファイルをディコード可能機能搭載のソフトウェアベースのH.264コーデック。 ISO 14496-10に準拠したISO標準である。
- AAC Main、AAC LCとSBR(HE-AACとしても知られている)をサポートするAACデコーダー。それに対応するISO標準はISO14496-3である。
ReadWriteWebはこれをH.264の分岐点と名付けた。AdobeのRyan Stewart氏はFlashがHD機能に関してMicrosoft Silverlightに追いつく事について下記のようにコメントしている。
.Adobeに参加する以前に私はSilverlightにはVC-1ウェブビデオストーリーが着いた一つレベルの高いFlash Videoがあると思ったのです。 そして私がAdobeに入り、競合がどんなに激しいものかを目撃したのです。なぜならAdobeはいつもユーザーのニーズを満たすために激しく動いており、だからこそFlashは最良のウェブビデオソフトといえるのです。 "Flashが死んでゆく”という文を見たとき私は本音を押し殺していました。 これらのアップデートでハードウェア加速、マルチコア強化型フルスクリーンビデオプレイバックのサポートができるのです。そしてまたMP4とMOVを含む H.264エンコードビデオを見ることができるようになるのです。 あなたのビデオがもっと良く見えるだけでなくパフォーマンス性も向上したのです。Flash Player9は3ヶ月の間でゼロから84.3%の完成度に達したのです。これは12ヶ月で90%になります。今まさにそのアップデートが入手可能になったので今やあなたのユーザー達はHD品質ビデオを提供するアップグレードをすることができるのです。