Debian Linuxの創立者であるIan MurdockがSun Microsystemsに雇われ、オペレーティングシステム・プラットフォーム戦略の指揮を執ることになった。彼のブログにはこう書かれている。
本日を持って、Sunに入社してオペレーティングシステム・プラットフォーム戦略の指揮を執ることになったことを発表できて私は興奮しています。私がどういったことをするかについて詳しくは言えないのですが、私のバックグラウンドと以前書いた、「SolarisはLinuxとのユーザビリティ格差を縮小して競争力を持つ必要がある」、「Solarisは幾分変化する必要があると私は確信しているが、後方互換性の重要性も深く信じている」、「Solaris を前面かつ中心に据えるのならば、プラットフォーム戦略の中でLinuxが果たす役割をより明確にする必要がある、と私はかなり強く意見する」などの文章などから多分推測できるでしょう。
正確にはNot Just Linux blogで指摘されているように、日々どういう活動がおこなわれるのかはまだはっきりしていない。
現時点ではMardockの職務がどういったものなのかは不透明ですが、IT Jungleは、「彼の役割として、OpenSolarisと商用バージョンにおける活動の連絡係のような、Sunのエンジニアリングとマーケティングの組織を橋渡しをするのではないか。」と予言しています。
CNETの記事では、現在におけるSunのLinux戦略についての背景をつけ加え、Solarisの法的な安全性とテクノロジを強調しつつ、X86とSparkの両プラットフォームでSolarisとLinuxをサポートすることを"中間的"なアプローチだと特徴づけている。
（原文は2007年3月22日にリリースされた記事です）